先週末はF1モナコGP。
昨年の開幕以来、メルセデスが圧倒的な強さを誇っており、今年に入ってようやくフェラーリが食らいつけるようにはなってきたが、未だ実力の差は歴然といったところ。
今回も予選でフロントローを独占したメルセデス。道幅の狭い市街地コースのモナコでは、速いマシンでもなかなか前を抜くことはできない。ましてや最速のメルセデスが1番手・2番手では、他のチームがそれらを抜ける訳もない。
終盤までは想像通りの展開。ロズベルグ(メルセデス)とベッテル(フェラーリ)の2位争いこそあれ、ハミルトンの優勝はほぼ確実な状況だった。
ところがコース内での事故をきっかけにセーフティーカーが入ると、先頭のハミルトンがピットインしタイヤ交換。手堅い作戦かと思えたが、いざコースに戻ってみると、何とロズベルグ・ベッテルに抜かれ3位に転落していた。
結局このままレースは終わり、最速で大きなトラブルもなく順調に走っていたはずのハミルトンが優勝を逃し3位、何とか2位を守れるかと思われたロズベルグが優勝し、モナコ3連覇という結果に。
ハミルトン自身の判断というよりチームからの指令なのだろうが、いずれにせよ歴史的な凡ミスである。
今のハミルトンの調子ならこれがチャンピオンシップに影響することもなかろうが、もしこれがきっかけで王者の座を譲ることになろうものならそれこそ歴史に残る大珍事だ。
現場では、時としてありえないようなことが起こるものだ。