彼と初めて会ったのは、二十年近く前。
思い出せないくらいのチラ見です。
本当に大勢の友人の中の1人で
1対1でお話する様な仲でもありませんでした。
ある日、友人数名での食事予定で
参加者が減り、とうとう私と彼2人のみ。
いっそサシ飲みでもしましょうか、と
2人で出かけたのがきっかけです。
お互いの事をほとんど知らなくて、
自己紹介に興味津々で話が盛り上がりました。
私が抱えていた悩みもたくさん打ち明け
とにかく楽しい時間でした。
飲み会は明け方まで続き
もちろん何もなく健全に解散。
その翌日からずっと
彼が気になって仕方ありませんでした。
でも、用もないのに頻繁に連絡するのも躊躇。
数日間はお互い何も連絡せぬまま。
数日待って、彼に連絡。
先日のお礼と、
悩みも晴れて来た事を伝えると、即返事が。
「よかった。本当によかった。
あなたは必ずたくさんのお友達が救ってくれるよ。」と。
もう、心臓が出そうなくらい嬉しかったです。
そして、最後の1行
「毎日気になっていました」
嬉しくて泣きそうでした。
それから、再び顔を合わせたのは1か月後。みんなとの集まり。
解散し、それぞれの方面に帰って行く友達を見ながら
その場に残ったのは、彼と私。
よし、帰ろっか。
そうだね。
何も話す事なく、
気付けば2人、手を繋いで歩いていました。
私を駅まで送ってくれたのです。
見えなくなるまで手を振りました。
5年以上も前のお話。
これが最初の出会い、再会です。


