やはり松屋式を全面的に取り入れたほうがおいしく淹いることが体感できましたので、それを紹介します。
■安いドリップパックコーヒーのおいしい淹れ方 コリデール流
1)塩素濃度の低い水を沸かす(塩素濃度測定器で測って高いようだったら売っている水を選ぶのも手です)。
2)沸騰直前(95度ぐらい)で火を止める(お湯の中の気体成分が逃げてしまわないよう)。
3)あたためておいた手持ちのポット(ボダムのコーヒープレスがお勧め)にお湯を人数分注ぎます(商品によって色々試して分量決めてます)。
4)ドリップパックをなるべく丸く広く口が開くように整えてカップにセットします。
5)粉全体が湿る程度にお湯を垂らして蒸らします。
6)約5分待ちます。ここがポイント。
7)ひたひたを保つようにお湯をドリップしていきます。2杯淹れるならば交互にお湯を注ぎます。
8)必要量の約半分までドリップしたら、ドリップパックをはずします。
9)残りのお湯で薄めます。
6)からあとの手順が、松屋式の極意です。これは、コーヒーのおいしい成分はお湯に溶けやすいけれど、まずい成分は溶けにくいという性質を利用しているそうです。だから、ひたひたのお湯を維持することでコーヒー液の濃度をあげ、成分を溶けにくくしています。また、蒸らしに5分をかけるというのも、おいしい成分は湿ったコーヒー粉の穴や粉同士の隙間の液体に溶けだすけれど、まずい成分は溶け出しにくいということになります。
これは、ドリップコーヒーパックでなくても、普通に粉を挽いてドリップするときにももちろん同様です。
ぜひ、松屋式をお試しください。まずいなと思ったコーヒーが嘘のようにおいしくはいります。
あと、1)で売っている水を選ぶのも手と書きましたが、これは疑問に思いました。売っている水は汲み置きの水と同様、気体濃度が低いかもしれないからです。もしかして、炭酸が溶けている水(ペリエとか)で淹れたらおいしいのかなー?試してみたくなりました。
ちなみに安いドリップパックとは、これ。16円。
辻本珈琲さんの19円コーヒーは、若干、いえかなりおいしめです。