今日、NHKのトーク番組の話題の1つに「歴史の授業」の在り方があった。
簡単に要約すると、もっと近現代史に時間を割きましょうということだ。
なぜなら、クロマニョン人なんて、日常生活で話題になることではないし、
外国人と話すことになるのは近代史だからということだった。
そして、そのコメンテーターは、近代史をいろんな視点(たぶん日本と中韓を想定していると思う)から学んで、
視野を広げましょうとうことが言いたかったのだと思う。
私の意見としては、総論賛成、各論反対だ。
まず、高校までの授業では、近代史(特に第一次世界大戦以降)は駆け足で終わってしまう。
そのわりに、縄文・弥生時代をながながとやっている。
社会生活では、古代より、近代の方が身近だし、現代のニュースを理解するにも重要だから、
古代の時間を削って、近代の時間を増やしたほうがいいと思う。
ただ、近代からさかのぼって授業をするのには疑問がある。
その理由は、近代は、あまりにも現在に近いため、評価が定まっていない。
そのために、様々な視点・評価が存在しているわけですが。
評価が定まっていないものを教えるのはむつかしいし、
できたとしても教師の思想が色濃く反映されるだろう。
まだ批判的能力が十分でない人もいる中高生には適当ではないのではないか。
物事を考えるには、性格で十分な知識が必要だし、それなりの経験もいる。
評価が定まっていない部分については、中高で学んだ知識をもとに、
大学または社会に出てから自分で考えたほうがいいと思う。
それよりは、もっと歴史の面白さを知ってほしいと思う。
学校で習う歴史は、「●●年に××が起こった」という結果のみである。
しかし、結果には、原因が存在する。そして、その過程も。
結果だけを覚えるのではなく、原因と過程を含んだ生きた歴史を授業でやってほしいと思う。
別に、それがどの時代でもいい。
そんな歴史を学んで、自分で考えられるようになれたらいいな。