扉を開けたらそこはホスト部だった…
小学生の頃、『セーラームーン』や『姫ちゃんのリボン』『赤ずきんチャチャ』のアニメを観ていた私は、同学年の女子たちから白い目で見られていました…。男が少女マンガにハマったっていいじゃないか!! 厳密に言えば『ちびまる子ちゃん』だって少女マンガだろうに!! 争っても勝てないことを知っていた私は、そう叫びたい衝動を抑えて以降、なんとなくですが少女マンガを敬遠していました。
そんな私が久々にハマり、腹を抱えて笑ったり、心をほんわかさせられたりした名作少女マンガが、先頃完結されたそうです。その作品は…
桜蘭高校ホスト部
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作 葉鳥ビスコ (17巻まで刊行中>
超金持ちの子女ばかりが通う私立桜蘭学園高等部には、暇を持て余した女子を楽しませるために、同じく暇を持て余した男子がもてなす場所があった。その名は桜蘭高校ホスト部!! 多彩なタイプの美少年たちで構成されたこの部活は、常にお客様のニーズに応え、同学園の女子たちを魅了し続けていた。
そんなある日、普通(というかやや貧乏)な家庭で生まれ育ったものの、成績が優秀だったために特待生として入学した藤岡ハルヒが、ホスト部が営業している南校舎の最上階・北側廊下つきあたりの第三音楽室に訪れたことから物語は始まります。
最初は身なりを気にしないハルヒを「冴えない男」と認識していた部員たちだったが、髪を整えるとハルヒが美形であることを知り、ホスト部に誘うことに。最初は乗り気ではなかったハルヒでしたが、高価な壺を壊してしまったことで、借金を負うことになり、半ば強制的に部活動を行うことに。活動に参加し始めると、(お金持ちにとっての常識を)何も知らないハルヒの反応がカワイイこともあって、客の女子だけでなく、部員たちからも可愛がられるハルヒ。しかし、実はハルヒは「女」だったことが発覚すると、事態は急変…と思いきや(ハルヒのドライな性格もあって)そんなことにはならず、ハルヒは男装したままホスト部に所属し、部員たちと過ごしていくことになる…。
というのが、物語冒頭のお話。その後の物語はハルヒとホスト部部長の須王環を中心に、笑いあり、シリアスあり、ラブコメありの展開になっていきます。
個性豊かなお金持ちの部員たちも魅力的ですが、この作品はとにかくハルヒがカワイイ!! 作中で「主人公にあるまじき性格」と言われたドライな性格が、イイ味出してます!
アニメ化もされているのですが、声が入るとコミカルな部分もシリアスな部分も強調されて、原作以上に楽しめるかもしれません。やっぱアニメってスゴイです!! ハルヒ役の坂本真綾さん、環役の宮野真守さん、あなたたちは神ですか!?
主な登場人物
藤岡 ハルヒ(ふじおか)
一般の庶民ながら成績優秀なため特待生として桜蘭学園高等部に入学した女子。天然気味で、無関心・無感動な性格。生まれもあってか、高級な食べ物に弱く、それを食べる時や食べることを考えている時には小動物のような可愛さを醸しだし、部員たちから抱きつかれたり、頭をなでられたりしている。父はニューハーフの蘭花(本名は藤岡諒二)。母・琴子は弁護士だがすでに他界しており、家事の一切を行っている。
須王 環(すおう たまき)
ホスト部を創設した部長で、指名率7割を誇る通称キング(ただし、自称)。ナルシストな気のあるおバカな王子様系の容姿&性格。責任感はあるが、部員で最も子供っぽい性格で、ハルヒに無視されるといじけることも。ハルヒが「女」だとわかった後は彼女を可愛がり、「父親になりたい」「お父さんは許しません!!」などの言動を連発、あくまでも「父」としてハルヒを好きだと自覚していたが…。
日本有数の名家・須王の人間であり、父は桜蘭学園の理事長を務めている。なかなかに複雑な家庭事情を抱えているが、使用人たちからは慕われている。ピアノが得意。
鳳 鏡夜(おおとり きょうや)
ホスト部の副部長兼店長で、環とともにホスト部を起ち上げる。利己的で打算的な性格をしており、ホスト部の運営のことを常に考えている。クールな性格でその笑顔は「悪魔の笑み」と呼ばれているが、部員たちに対しての気配りは忘れない。そのため、環からは「母さん」と呼ばれ、部員たちからも環との関係もあって「母親」的ポジションで扱われることも多い。出会った当初は環が須王の人間であることを知り、取り入ろうと考えて行動していたが、徐々に環の無邪気さにほだされ、「親友」と呼ばれる関係になる。実家の鳳グループは、病院経営など医療関係の一切を行う。
常陸院ブラザーズ(ひたちいん)
ホスト部部員で、ハルヒと同じクラスに所属する光(ひかる)と馨(かおる)の双子。イタズラと他人をおもちゃにすることが大好きな小悪魔系の性格。兄弟の絆は強く、ホスト部ではBL的な絡みで女子を熱狂させている。入部前は「世界はアホばっか」という認識から他人を寄せ付けず、2人だけの世界を作っていたが、環とハルヒの影響で、現在はクラスメイトとも気さくに話すようになっている。完璧に光と馨を見分けられるなど、自分たちの世界への最初の侵入者といえるハルヒに対しては、2人とも「女の子」として好意を抱いているが、馨は「ハルヒより光の方が大事」という自分の気持ちに気づき、身を引いている。ハルヒ曰く、馨の方が周囲に気が利く性格である。
埴之塚 光邦(はにのづか みつくに)
小柄で可愛らしい容姿のロリショタ系の部員。ただし、部内では最年長。部員や客の女子からは「ハニー先輩」「ハニーくん」と呼ばれる。容姿そのままに甘い物や可愛い物が大好きだが、寝起きは悪く、不機嫌になると「ブラックハニー」と呼ばれる状態になる。埴之塚家は武門のトップで、光邦自身も天才と呼ばれる実力を持っており、鳳家のSPなど屈強な大男でも瞬時に倒せる。大好きな祖母から貰ったウサギの人形・うさちゃんを常に抱いている。
銛之塚 崇(もりのづか たかし)
長身で無口なストイック&ワイルド系。言葉よりも行動で自己表現するため、客の中には本気のファンも多く、告白を受けている場面も原作では描かれている。男らしい性格と容姿から同性にも慕われている。実家同士が主従関係にあることもあって、光邦には常に付き従い、ホスト部にも光邦の付き添いで入部している。主従関係ではあるが、光邦のことは心の底から慕っており(BL的な意味ではなく)、光邦を怒らせて「崇キライ!」と言われた時には、周囲が動揺するほど落ち込んでいた。光邦には及ばないものの、かなりの武道の実力を持っている。
ほんと、読んでください&観てください。ハマリますから。なんてったって、アニメ放映当時の私は大人気の『涼宮ハルヒの憂鬱』を捕まえて「ハルヒと言ったら『涼宮』じゃなくて、『藤岡』だろうが!!」と友人に説教をしてドン引きされたくらいですから。いや、『涼宮』の方も好きなんだけどね?
☆GUMP☆