こんにちは、ドクターエバーズです。

春が過ぎ、気温からも季節の変わり目を感じる時期になってきました。
日中は日差しが強く暑く感じる一方で、
夜はまだ少し肌寒い日が続いています。

体調を崩されないよう、どうぞお気をつけください。

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本日は、多くの方のお悩みでもある
「ニキビ」についてお話しさせていただきます。

参考になる内容をまとめておりますので、
ぜひ最後までご覧いただけますと幸いです。

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【ニキビは圧出だけでいいのか?その見極めについて】

ニキビはしっかりケアをしているつもりでも、
なかなか落ち着かないと感じる方がいらっしゃいます。

化粧品を変えてみたり、エステでケアを受けても、
また繰り返しできてしまうケースです。

このような場合、多くは治療内容そのものではなく、
「順番」に問題があることが少なくありません。

実際に当院でも、
「施術を受けたのに、なぜまたできるのか分からない」
というご相談を多くいただいております。

今回は、ニキビ治療において
なぜ順序が重要なのかについてご説明いたします。

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ニキビは大きく分けて2つの状態があります。

・現在進行中の炎症性ニキビ
・落ち着いた後に残るニキビ跡や瘢痕

同じ肌の上に存在していますが、
それぞれアプローチ方法が異なります。

炎症がある状態で、先に肌質改善や瘢痕治療のレーザーを行うと、
かえって刺激となり、悪化する可能性があります。

一方で、炎症やコメドを残したまま原因だけにアプローチすると、
進行中のダメージが跡や凹みへつながる場合もあります。

そのため、治療の第一歩は
現在の肌状態を正しく把握することが重要です。

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ニキビ治療は、主に4つのステップに分けて考えられます。

1. 現在の炎症とコメドを整える段階
   圧出や炎症注射などで、まず肌への刺激要因を取り除きます。
   この段階を省くと、その後の施術効果が十分に出にくい場合があります。

2. 再発の原因をコントロールする段階
   皮脂分泌の過多や毛穴の詰まりなど、原因に合わせた調整が必要です。

3. 肌バリアを回復する段階
   繰り返すニキビによって弱くなった肌は、再発しやすい状態にあります。

4. ニキビ跡や瘢痕をケアする段階

このように段階ごとに分けて考えることで、
現在どの状態にあるのかを見極めることが大切です。

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皮脂分泌が多いタイプと、
毛穴詰まりが主な原因のタイプでは、アプローチ方法が異なります。

皮脂が多い場合は皮脂腺の働きを抑えるケアが必要であり、
同じ場所に繰り返しできる場合は、その部位の皮脂活動が活発な可能性があります。

また、複数の要因が重なっているケースもあります。
どちらの要素が強いかによって、優先すべきケアが変わります。

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炎症の強いニキビをそのまま放置すると、
沈静化の過程で周囲の組織に影響を与えることがあります。

これが繰り返されることで、
肌表面の凹凸や瘢痕として残る可能性もあります。

特に、無理に触れたり押し出したりすると、
炎症が広がる恐れがあるため注意が必要です。

当院でも、圧出前後のケアを重視している理由はここにあります。
圧出は力加減や角度、タイミングが結果に影響するため、
繊細な技術が求められます。

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ニキビ跡と瘢痕はまた別の問題です。

赤みや色素沈着は時間とともに徐々に薄くなる傾向がありますが、
凹みを伴う瘢痕は自然回復が難しい場合があります。

色素沈着が強い場合は、先に色素ケアを行うこともあり、
逆に瘢痕が深い場合は構造的なアプローチを優先することもあります。

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どの施術を先に行うべきかは、
実際の肌状態を確認したうえで判断することが重要です。



また、季節の変化も肌状態に影響を与えます。

春は気温や湿度の変動により、
皮脂分泌のバランスが崩れやすい時期です。

冬の乾燥状態から急に皮脂が増えることで、
毛穴詰まりやトラブルにつながるケースもあります。

スキンケア製品の変更によって、
肌バリアが一時的に不安定になることもあります。

洗顔や保湿の見直しだけでも、
肌状態に変化が出る場合があります。


 

 

さらに、生活習慣もニキビに大きく関わります。



睡眠不足やストレスは、
皮脂分泌や炎症反応に影響を与えます。

また、食生活も同様に、
脂質の多い食事や血糖値を急激に上げる食習慣は、
肌環境に影響することがあります。

実際に当院でも、
生活習慣の影響でニキビが悪化しご来院される方も多くいらっしゃいます。

施術だけでなく、
日常の習慣を整えることが安定した肌状態につながります。





今回ご紹介したニキビ治療の流れをもとに、
ご自身のニキビが現在どの段階にあるのかを理解し、
適切な治療計画を立てることが大切です。

本日の内容が、
皆さまのニキビ治療の理解につながれば幸いです。

ドクターエバーズでした。