京都から東京に電波をとばし、遠く離れた友人と電話した。
午後10時半のことである。
何気な浮上した彼の話題に、少しだけ胸躍る感覚を覚えた。
彼というのは、2年前から、私が恋焦がれている人のことだが、友人には、この話を一度も話したことがない。
友人だけではない。
私以外の人間は誰も知らないのだ。この秘められた恋のことを。。。
なぜ、秘密にしているかというと、弱点は私自信にある。
私は、彼は自分とは不釣合いだといつも勝手に決めてしまうくせがあり、確かに彼に惹かれる自分がいるのにもかかわらず、あきらめてしまうからだ。
実際、彼は私のことを友人の一人としてしか考えていないと思うし、
彼のいわゆる、理想の女性像からかけ離れてしまっている。
私はできれば、
頭の賢い人
コミュニケーションの達人
過去を引っ張らない人間
に、生まれたかった。
以前、彼に言われたことがある、
「コミュニケーション能力足りてないよね」
彼の悪気のない、何気ない一言はひどく私の心を動揺させたが、私は笑って見せた。
いや、泣きたかったのに、その力を必死に笑いの力に変えたのだ。
その頃の私は、言葉を発するのに恐怖を覚えたものだ。
話は戻るが、無常にもこの友人との電話によって私の恋は終わった。
彼には彼女ができた。
大きな声で1度でもいいから伝えておきたかった。。。
「すきだ------------」
サヨウナラ 私の好きだった人
サヨウナラ 可哀想な恋心
そしてこんにちわ。
明るい明日。





