こんにちは!

 

口頭馬術愛好家のフェリシアです♪

 

 

鞍は馬に合わせるもの、で

それがようやっと日本でも

できるようになってきた

 

ということを書いてきました。

 

 

が!

 

 

 

じゃあ、自馬なりリース馬なり

パートナーとなるお馬さんがいない場合

my 鞍は必要ないのか?

 

 

 

理想論が続いたところで

日本の多くの乗馬愛好家にとっての

現実に即したお話もいってみましょう 音譜

 

 

 

わたしはいま現在

たぶん 1000鞍くらいの経験値。

 

障害はお遊びで

80cm のコースを跳んだくらいなので

障害鞍のことは全くわかりません。

 

馬場は歩毎の踏歩変換以外は

できる馬から教わった経験があります。

 

 

日本とドイツで短期間

研修生をしたことがあるので

 

毎日乗るプロや

本気競技派のアマチュアと

 

週1〜3鞍程度の

アマチュアとでは

ニーズや目線が違うことも

把握しています。

 

 

 

 

今回は完全にアマチュア向け

週3鞍以下の頻度で

馬場馬術をメインに練習している方

対象に書きます。

 

 

 

いま現在の経験値から

過去を振り返って

なので、もっと経験を積んだら

思うことも変わるかもしれません。

 

でもどこのクラブからも

ショップからも

マージンをいただいていない状態で

 

 

 

my 鞍 を持つことは

上達につながる

 

 

 

と確信を持って言えます。

 

 

 

良い鞍を買えば

 

 

 

という条件つきで。

 

 

 

わたしが鞍を買った当時

脚 (膝下) が前に流れる症候群を

患ってました。

 

つま先を馬体と平行にするのも

苦労してました。

 

できないわけじゃないけど

気をつけていないとすぐに開くし

平行にしようとすると

どこか力んでいて乗りづらい。

 

 

 

 

鞍を買っていなかったら

50鞍から 1000鞍になっても

もしかしたらずーっと同じことで

悩んでいたかも。

 

350鞍くらいのころ

ご縁があって

半自馬をリースさせていただき

収縮を経験して

 

400鞍くらいのころ

初めてドイツに乗りに行き

「馬を弾ませられるんだ!」

と言われましたが

 

 

もしあのころまだ

脚が前に流れる状態で乗っていたら

収縮を教えてくれる馬に乗っても

よくわからず

 

馬を弾ませる扶助も

体得できなかっただろう

と思うのです。

 

 

 

上達や時間はお金で買う派の方は

3種の歩様ができるようになったら

すぐに買ってもいいと思うし

(初心者ほど良い道具に頼ったほうが

変な癖もつかずに上達できます)

 

 

お金は賢く使いたい派の方は

 

週1鞍以下しか乗っていないなら

鞍代をレッスン代に回すほうが

オススメですが

 

週2以上乗れるなら

極端な左右差なく

乗れるバランスが身についたら

鞍を買うと

上達を後押ししてくれるかと。

 

 

左右差があるうちは

購入をオススメしないのは

鞍壺や鞍褥にその跡が残るから。

 

座骨が付いている部分が凹みます。

 

 

なので左右差が大きかった人が

左右均等に乗れるようになったら

自分の鞍は乗りづらく感じて

買い替えた

 

なんてことがあります。

 

 

 

脚が前に流れるのと

つま先が外に開きがちなのは

原因が鞍の可能性があって

もしそうなら

良い鞍で練習したら直ります。

 

 

でも

 

左右に傾いていたり

どちらかの股関節の動きが渋かったり

猫背だったり

骨盤が常に寝ていたり

 

というのは

たいてい鞍由来ではないので

鞍では直りません。

 

 

馬上ではなく

地上にいるときから

その癖は持っているはずなんです。

 

馬に乗るまで

気づかなかっただけで。

 

 

 

地上にいるときから

持っている癖なら

 

1週間は

 

 

24h x 7 = 168時間

 

 

 

週2鞍なら

168時間のうち馬に乗っているのは

わずか

 

 

 

45min x 2 = 1時間半

 

 

 

 

もうどう考えたって

 

 

 

馬上で練習するより

日常生活で日々努力したほうが

早く解決します!!

 

 

 

 

 

いままで my 鞍を使うたびに

鞍壺はチェックしていたのですが

 

Terry さんの鞍巡業に同行後

my 鞍の鞍褥を check !!

 

 

結果

左右対象でほっとしました。ニコニコ

 

 

 

でも何もせずに左右対称に

乗れてたわけでは全くなくて。

 

完全に努力の賜物。

 

 

車で仕事に行っていたころは

運転するたびに

両座骨に均等に

頭の重さが落ちているか

 

カーブの時は

外方ではなく内方に乗れているか

 

ハンドルは右利きだと

右手で操作することが多いので

できるだけ左手で動かすよう

握る圧も左右均等か

左手のほうが右より強くなるよう

 

常に意識していたし

 

 

馬上で

左座骨が右に比べて

上手く使えないと感じたら

 

フェルデンクライスのレッスンで

調整してもらっていました。

 

 

週2鞍コンスタントに

乗れている時期で

月1。

 

週3鞍乗れていたときは

月2で。

 

 

 

ブランク明けに

馬に乗りに行くときも

体慣らしの時期がすぎて

本格的に再開と思ったら

 

信頼している隣県の

整体師さんに骨格から

直してもらっていました。

 

 

フェルデンクライスでなくても

アレクサンダー・テクニークでも

ジャイロなんちゃらでも

他の理学療法でもなんでもいい

と思います。

 

 

 

でも日常生活で

身体を左右対称に使えなかったら

あるいは

骨盤が前後左右に傾いていたら

馬上でだけそれを矯正しよう

なんて虫のいい話です。

 

1.5h / 168h では、ね。

 

 

 

 

運転中に

カーブで内方座骨に乗るのは

結構踏ん張らないとできません。

 

無意識でいたら確定で

外方座骨に体重が乗ります。

 

内方に乗れるよう踏ん張ると

馬上で身体の芯を保つ筋肉を

鍛えることができます。

 

 

Sクラスベンツとかだと

カーブでもなんの努力もなく

両座骨均等に体重をかけられそう

な、気もしますが。てへぺろ

 

 

 

上手な方達の騎乗を

一眼レフで連写すると

お見事にバランスがブレない。

一定のところにあります。

 

そこからズラすときは

それが扶助になっている。

 

普段一定のところにいるから

ズラすことが扶助になるんです。

 

普段ブレブレだったら

お馬さんは動きづらいので

前に出づらくなるし

他の扶助も強く使わないと

通じづらくなります。

 

 

 

さて

ここまで "良い鞍" という言葉を

何度か書いてきました。

 

 

馬の背に合うのが理想だけれども

いろいろな会有馬に乗る人にとっての

良い鞍、とは?

 

 

 

有名メーカーの鞍 なわけでも

高価な鞍なわけででも

ありません。

 

ニーブロックが大きい鞍でも

シートがディープな鞍でも

ありません。

 

 

わたしの鞍のニーブロックは

こんな感じ。

 

 

写真はメーカーサイトからお借りしました。

 

 

 

ニーブロックが膝に接する部分は

薄いです。

 

若き日ドイツでは 150cm 跳んでた

という、デカ外産障害馬くんに

ノメられたときと

ロデオられたとき以外は

ニーブロックに

膝が接したことはありません。

 

でもこの鞍だと脚がストンと

真下に落ちるんです。

 

もちろん

この鞍でないとダメ

なわけでもありません。

 

 

アマチュアの

乗り手にとっての

良い鞍とは?

 

 

 

毎度ながら

もう長くなりましたので

 

続きます!