こんにちは!

 

とってもご無沙汰しておりまする。

口頭馬術愛好家のフェリシアです。

 

 

7/14(土) 〜 15(日) には

 

 

 

全日本馬場馬術大会2019 PartⅡ

 

 

 

が、御殿場市馬術・スポーツセンター にて

開催されますね!

 

Part II は内国産馬で予選を勝ち上がった

人馬を対象としています。

 

 

 

エントリー権を獲得した

人馬のリストは こちら

 

 

 

内国産馬とは

 

引退競走馬と

もともと乗用馬として日本国内で生産された馬

 

両方を指しています。

 

リストのなかで

 

 

全日本内国産馬場馬術選手権が

一番難易度の高い演技。

 

以下

 

Sクラス ー> Mクラス ー> Lクラス

 

と難易度は落ちていきます。

 

 

選手権に出られるほどの調教をつけるには

 

競走馬を引退してしばらく休養して

乗用馬としての調教を始めてから

何年もかかります。

 

 

 

 

さて、わたしは今年になるまで

認識していなかったのですが

 

内国産馬ではなく

 

引退競走馬 に特化した

馬術の祭典 がもう1つありました!

 

 

 

 

ジャパン ホース フェスティバル

 

 

 

 

 

今年で 第11回になります。

 

ちょうどわたしが

馬から離れた年に始まったから

知らなかったんだな。

 

以前から行われていた指導者競技会に

最近はなにかアマチュア対象の

非公認競技もくっついているのだな〜

とは思っていましたが

 

プログラムを見たら

障害飛越、馬場馬術に加えて

ウェスタンの競技やデモンストレーションまであり

盛りだくさん。

 

 

そのなかに

 

 

 

RRC 引退競走馬所有奨励競技

 

 

 

 

なるものがっ!!

 

 

小障害B と

A3課目馬場馬術競技

 

の2種類

 

 

 

障害飛越競技のほうは

わたしはよくわからないので

説明を飛ばしますが

 

 

A3課目のほうは

難易度的には冒頭に書いた

全日本のLクラスよりさらに下。

 

 

 乗用馬として

 人間を背に乗せて運動するにあたり

 基本的な体勢が取れるか

 

 人間の合図ですぐに

 常歩、速歩、駈歩の3種の歩様を変えたり

 歩幅の詰め伸ばしができるか

 

 20m x 40m の馬場のなかで

 直線はまっすぐ

 円形は正円を描いて運動できるか

 

 人間の指示に従って

 小さなUターンや

 斜めの方向転換ができるか

 

 左右対称に動けるか

 

 

といった

 

 

 

乗用馬としての基礎

 

 

 

の調教度合いを 審査されます。

 

 

 

この競技、何がすごいって

賞金がかかってるんです!!!

 

 

 

1位は 50万

(2位は 20万)

 

 

 

競馬の賞金と比べたら

笑っちゃうような金額ですけど

 

馬術はマイナーなスポーツですし

馬券を買ってくれる方がいるわけでもない

 

ましてや難易度の高いクラスでもないのに

 

こんな賞金が出る競技会は

日本にはそうそうありません。

 

 

しかも通常A課目は非公認競技。

 

 

非公認 = 全日本の出場権はかかっていない

 

 

ので

 

主催者の意向によっては

採点基準が公認とは違うことも

あるようですし

 

たいていは補助手綱の使用が許可されます。

 

 

 

けれど、この競技は

 

 

 

補助手綱の使用不可!!!

 

 

 

しかも噂によると今年は

公認競技と同じ採点基準で行われたのでは?

とのこと。

 

有名選手たちが出ているのに

最高得点率が 64%台 なので。

 

 

 

出場に制限があって今年は

 

 

最終レースが 2016年4月1日以降の馬

 

 

 

乗用馬への転用調教を始めて

まだ日が浅い馬たちが対象。

 

 

アマチュアも参加可能ですが

ほとんどの参加者はプロ。

 

プロが 50万円の賞金をかけて

超本気の、熱い戦いが繰り広げられる!!!

 

 

 

 

補助手綱って使ってる場合と

使ってない場合では

馬の動きが違うことが多いです。

 

なので、乗馬を嗜む人なら

イメージトレーニングビデオ 

撮るなら、ここですわよ! 奥様!!

 

 

ってヤツです。

 

ぜ〜ったい

部内大会の下乗りや

オープン参加とは本気度が違います!!

 

 

そして

将来、自馬なんて持っちゃおうかな〜

出来れば

馬と一緒に選手として成長したいな〜

なんて考えている方は是非とも

見ておくといいです。

 

 

A3って本当に

乗用馬としての基礎の基礎の部分。

 

この課目で

プロが補助手綱なしで

拳をじっとしていても

項の位置が上下したり

口先の位置がフラフラしてりしない馬

 

アマチュアにとっても楽しく安全に乗れて

一緒に成長していきやすい馬 です。

 

 

プロが乗るのに苦労する馬では

アマチュアが楽しく

安全に乗れるようになるまでには

まだまだ時間がかかります。

 

自馬を持った途端、苦しみたいのか

一緒にハッピーに休日を楽しみたいのか

 

 

自馬候補を見る目を養うには絶好の機会。

 

 

とはいえ自馬って

好みとか、運命とか、出会いとか

いろいろあって

条件だけで決まることは

少ないでしょうけれど、ね。

 

 

 

この競技以外にも

指導者競技会でも

ジャパンホースショーでも

引退競走馬を対象とした競技が複数あり

いつまでにレースを引退したかが

出場条件になってたりします。

 

プログラムにも

お父さんとお母さんの名前と

競走馬時代の名前が出ていて

 

アナウンスでは競走馬としての戦績も

紹介されます。

 

現役時代に応援していたお馬さんや

その仔の勇姿が見られるかも?!

 

 

ジャパンホースフェスティバルのほうは

たくさんの協賛がついて

入賞者への賞品もゴージャスでした!

 

 

 

今年は6月半ばに終わってしまいましたが

 

引退競走馬の第2の馬生を応援したい方

 

馬に乗り始めて全日本は目指していないけど

楽しく競技に参加したい方は

 

来年度の開催をぜひ! お楽しみに!!