※以下ネタバレしか書いてません。
この年末に、ようやくFate/ZEROが完結しましたね。
自分にとっての硬質な文章の原点である虚淵玄氏の執筆であるという事で、嫌が応にも期待を寄せていたFate/ZERO。
正直、むしろ自分はこれを読む為にFate本編をやったと言っても過言ではありません。
冒頭で散々に虚淵厨っぷりを発揮したところで、やや賞味期限切れ気味ですが本編の感想に移りたいと思います。
>切嗣、セイバー組
最終巻においてすら、この協調性の無さは一体……。
切嗣については綺礼との因縁の対決の実現という事ですが、どうも最近の虚淵氏の白兵戦の戦闘描写はマニアック過ぎてついてゆけないところがあります。鬼哭街の辺りからでしょうか。「剄」とかその辺の概念を持ち出されると、読み解くのに一苦労で戦闘の緊迫感が削がれてしまうので、もうちょっと分かりやすい台詞回しだと嬉しいなーと句郎は思うのでした。聖杯との問答については本編と同じなので除く。
何かの文章で、小説は結びの一文でその品格が決まる、それと同じで、人生もまた結びの一文でその品格が決まるのだ、みたいな事を読んだ覚えがあります。そういう意味で、切嗣の最期は、長かったZEROという物語の結びとして実に潔いものだったのではないかと思います。
あとはセイバーについては、今回は本当に虚淵節大炸裂でした。
全く出てくる必然性がないV-MAXは本当にただ虚淵氏が書きたかっただけ、という空気がひしひしと伝わってくるにも関わらず、その描写の圧巻さは本当に凄まじい。バーサーカーがF-15を乗っ取った時にも思いましたが、こういう近代機器とファンタジーのコラボレーションを描かせたら氏の右に出る者はいないんじゃないかとさえ思います。ライダーとの一戦については、まぁ、ああいう結末もやむなしかなーと思いました。なんかまともに戦ったら勝ち目がないからライダーを弱体化させたように思えなくもないですが。
あと、終わり方本当に救いがないな。葛藤の瞬間さえ赦されずに消滅か。なんでこの二人が主従関係になったんだろうなー。第四次戦争のワーストコンビを挙げるなら間違いなくこの二人です。
>雁夜、バーサーカー組
何も救われませんでした。
雁夜は想いを寄せた女性に憎まれ、戦う目的を失い、結局桜も救えない。
バーサーカーは結局敵に利用され、仇敵と邂逅するも暴走によって自滅する。
一巻の頃から予想はされていましたが、雁夜という人間の物語は、徹頭徹尾救いのない、陰惨なものとなっています。唯一の救いは最期、幸せな夢の中で逝く事が出来た事ぐらいでしょうか。
しかし、自分の全てを投げ打ってなお、自分の戦いに掛けた想いすら桜に伝わる事がなかったのは本当に痛々しい。ホンマ鬱のお方やで彼は。せめて最期は幸せな記憶を。
>ウェイバー、ライダー組
読了して思う事は、第四次聖杯戦争は正にウェイバーとイスカンダルの物語だったなーと思います。
この物語が神の視点たる三人称でなく、一人称だったなら主人公はウェイバーだったでしょう。
今作では前巻までの無敵感溢れるイスカンダルは鳴りを潜め、イスカンダルの弱さが描かれます。
それでもまだ策を弄する事無く、あくまで正面から挑む事に拘るイスカンダル。
アレクサンダー大王の名言に、奇襲を提案する部下に対して「私は勝利を盗まない」と告げたというものがありましたが、正にそれを体現したようなサーヴァントでした。
ギルガメッシュとの一騎打ちは、1400Pに渡る第四次聖杯戦争屈指の名勝負といって過言ではないでしょう。
花山に挑むユリー・チャコフスキーよろしく「心は折れぬ」とばかりに突進してゆく描写にはただただ感服。
最近陰惨さばかりが持ち味になってる虚淵氏にもまだこういうキャラが描けたんですね。
>綺礼、ギルガメ組
綺礼さんは順調に外道の道を歩みました。
それを唆したギル様は、何故かライダー戦で漢の貌になりました。
あれはギル様の最期の良心だったのでしょうか。
後にも先にも、ギル様が真の意味で油断も慢心もなく、対等の宿敵として戦ったのはイスカンダルだけだった気がします。なんだかロードス島伝説のファーンとベルドを思い出した。超越者を真に理解し得るのは超越者だけなんですね。これでギル様はまた孤独になってしまったのかと思うと、彼も案外救われてないなー。
ところで全然関係ないけど、ロードス島伝説もその内レビュー書きたいです。
総評:
全体的に陰鬱な雰囲気の漂うZEROですが、読後感がそこまで悪くないのはやはりライダー組という救いがあったおかげでしょうか。比率的には6:1ですが、彼らがいるおかげで大分物語全体が救いのあるものになっていると思います。これで終わりは残念ですが、元々スピンオフ作品なのでこの辺が潮時だと思われます。
虚淵氏の次回作に期待。
今更ジャンプの新年号の感想など書いてみようかと思います。
まぁ、他に書く事無いってのもあるんだけど。
>ONE PIECE
よもやの七武海連戦ですが、これはこれでいいじゃないかと思います。
50巻も続いてようやく陥ちた七武海が二人じゃ、七武海が滅ぶまでどんだけかかるんだよって話です。
四皇も海軍三大将も残ってる訳で、何か尾田先生が生きてる内に伏線全て回収するの無理な気がしてきた。
とりあえずロビンの肉球の想像が妙に可愛かった。
>リボーン
何この美形キャラ以外へのあからさまな冷遇……。orz
>うろおぼえウロボロス
西尾維新先生の作品は読んだ事無いんですが、なんだかなぁという印象。
ヒーローモノのあからさまなテンプレで、速攻でオチが読めてしまった。
自分の初めて描いた漫画もこんな内容だったなぁ…客観的に見てみると何ら面白みが無い。
多少なりとも格闘技齧った身から言うと、後ろ向きで戦うって不可能だろ。www
>アイシールド21
やめてー!ヒル魔のライフはとっくにゼロよー!
ライフはゼロでもそれを隠して戦うトリック・スターの姿には燃えるものがありますね。
>サイレン
雨宮はいよいよリアルにヤンデレ確定。
いや、デレてるとこまだ見てないけど。
またオナマスでネタにされそうだなぁ。
しかし雨宮と北原のコラの相性がまた抹茶とアイスみたいにいいのですよ。
>テニプリ
幸村の空気の読まなさがすごい。
というか、各超人ショットへの読者のツッコミをそのまま代弁したかのような的確なツッコミ。
この人、ホントに神の子ですよ。
試合の光景がまた、幸村の手元はピカってるし、リョーマは光ってるしこれ何の試合だよ。
もはやテニスの名を借りたデュエルだよ。
前情報によると、幸村の必殺技は『無限の真理』とかいうものらしいけど、どう考えてもそれテニスの技じゃないよね。『魔界塔士SaGa』とかに出てくる神の技とかだよね。
神速のサーブ『光あれ』とか出てきたらどうしよう。
『リョーマはチェーンソーでこうげき。ゆきむらはバラバラになった。』ってオチを期待します。(するな
>ネウロ
復讐フラグ大好き。
>初恋限定
なんというか、恋愛モノのオムニバスって好きになった験しがないんだけど、この漫画は主人公のハーレムじゃなくて色んな人の恋愛模様を丁寧に描いてるから好きだな。
山本さんと小宵の絡みはかなり好き。俺もこんな妹欲しい。
>Dグレ
絵は上手いけど、毎回構図がアクロバティック過ぎて何やってるかわからん。
>エムゼロ
叶先生はやっぱり学園生活の描写が上手いと思う。
無理にバトルにもってかなくていいからぬるい学園モノをやって欲しい。
>総評
やっぱり初恋限定の山本さんと小宵が可愛いと思った。