A1-旅に病んで夢は枯野を駆け廻る芭蕉
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旅に病んで夢は枯野を駆け廻る 松尾芭蕉
Sick of traveling, dreams run around in the dry fields
在旅途中生病,梦在枯野中奔跑
여행에 병들어 꿈은 황야를 뛰어다닌다
元禄2年3月27日(1689年5月16日)に弟子の河合曾良を伴い江戸を発ち、
東北から北陸を経て美濃国の大垣までを巡った旅を記した紀行文
『おくのほそ道』が特に有名である。
On March 27, Genroku 2 (May 16, 1689), he left Edo accompanied
by his disciple Kawai Sora.
A travelogue that describes a journey from Tohoku through Hokuriku
to Ogaki in Mino Province"Oku no Hosodo" is particularly famous.
旅に病んで夢は枯野を駆け廻る この俳句は芭蕉の人生最後のあの世への
旅立ちの前に作られた「辞世」の俳句とも言われている
Sick of traveling, dreams run around in the dry fields
This haiku is the last of Basho's life to the afterlife.
It is also said to be a haiku of "resignation" written before the departure
夏草や兵どもが夢の跡 芭蕉
Summer grasses, the remnants of soldiers' dreams.
句中の「兵ども」とは、源義経やその家来、平泉で栄華を誇った藤原氏
一族を指します。
"Soldiers" refers to Minamoto Yoshitsune, his retainers, and the
Fujiwara clan that flourished in Hiraizumi.
芭蕉は源平の盛衰について描かれた『平家物語』についても造詣が深く、
悲劇の若武者・義経に対しても同情の念をもっていたことでしょう。
杜甫「春望」
国破山河在 城春草木深 感時花濺涙 恨別鳥驚心
烽火連三月 家書抵万金 白頭掻短 渾欲不勝簪
書き下し文
国破れて山河在り 城春にして草木深し 時に感じては花にも涙を濺そそぎ
別れを恨んでは鳥にも心を驚かす 烽火ほうか三月さんげつに連なり
家書かしょ万金ばんきんに抵あたる 白頭掻はくとうかけば更に短く
渾すべて簪しんに勝たへざらんと欲す
あまりにも有名な漢詩で暗唱した経験のある学生さんも多いことでしょう
前述の芭蕉の俳句の舞台は冬の枯野である
これから向かおうとしている「あの世」の光景
であり生命の息吹は無い 物質性の極めて薄い
世界である それに比べると「夏草やーーー」
の俳句は兵どもが今はいなくなってしまったが
夏草は今も夏の自然を謳歌している 自然が対象
的に描かれている 自然にとって見れば、主役が
が代々変わっても 自然は繰り返し生命の営みを
繰り返すもの 「死」というものをあまり大げさ
に考えなくてもいいんだ 「悲し気に」「軽やかに」
考えれば良い
とは言うものの、「地の縁」「天の縁」「この世の縁」
この「3つの縁」を我々はどう考えて余生を過ご
すのか 考えどころではある


