知ったかぶり

 

人が何かを説明すると「それ知ってます」と言う人いますよね。

知っていて、実行している人もいるでしょうが、

ほとんどの人が知ってはいるけど、実行していない印象があります。

これとても危険なのです。

 

たとえば、

私「2次関数で解の配置という難問があるだよね」

Aくん「あ、それ知ってます」

私「よく知っているね」

Aくん「このまえ先生が説明してくれました」

私「解くときのポイント覚えてる?」

Aくん「はい、ノートに書いてあるから見ればわかります」

・・・・・

 

やばいですね

Aくん、ノートをみなければあわからないということは

解の配置について全然わかっていないということです。

しかし、本人にはその自覚がまったくありません


「解くときのポイント覚えてる?」の問いに対して、

「説明は聞いたのですが、ポイントはわかりません」という意識ならば

「じゃあ、ポイントを言うからメモして」などと学びの機会が得られたかもしれません。

学びの機会を自分から放棄しています。

もったいないですね

 

このように「わたったふり」は気づきの機会をなくしてしまいます

 

人間の変化は、気づきからです。

気づかなければ変化はありません。

ですから、「わかったふり」は気をつけましょう。

わかったふりは癖になっている人も多いので要注意です。