先月のお話ですが、
ある塾の保護者からお電話をいただきました。
簡単に言えば、成績が心配だということです。
その中で、
「学調も全然出来ていなくて、このままで大丈夫でしょうか?」
この子は、
私が開発した「超短期間で英語力を飛躍的にあげる英語講座」を夏期講座で受講した子なので、
「お母さん、英語もできなかったのですか?」と質問しました。
すると、「まあ、英語は頑張ったようですが、数学が…」
そこで、私にしては珍しく話を遮り
「頑張ったって、具体的には何点でしたか?」
「○○点でした」
「期末テストの2倍じゃないですか!?それは伸びているといいませんか?」
「まあ、そうなんですが、数学が…」
ご自身の理想があるのでしょう。
「塾に行かせているのだから、これくらい伸びて欲しい」
そのラインを持ちすぎると、その手前の成果を見ることができなくなります。
自分自身の目標や夢のため、
「もっとやるべきことがある!」など思うことはいいのですが
例え、親でも、他人(自分以外の人という意味で使っています)は、
小さな成果を見てあげるべきです。
その上で、慢心しているようなら、目標を意識させ、さらなる行動を促すのはいいと思います。
でも、目標や理想ありき、で話をするのは相手を苦しめるだけです。
いい目標って知っていますか?
それは、
『その目標を目指すことによって、日々の行動が変化することです。』
少しの成果を喜ぶことも次の行動へのエネルギーとなります。
小さな成果を喜びながら、目標に向かって突き進む
これが陽転思考なのでしょうね。