西方の大国と呼ばれる国が、福島第一原発に係る一連の「処理水」を「汚染水」と称して、
福島県沖の海中に流している我が御国の対応を大いに批判している。

 そのため、我が御国は、科学的見地に依らない批判だと反論をしているが、
小生が考えるに、西方の大国の批判は、道徳論的批判であり、
我が御国のそれは科学的反論であり、
まったく噛み合わない議論に終始すると考える。

 その理由として、
つまりは、原発事故を起こした我が御国が、
その事故対策として必然的に発生する多くの「処理水」を何故、
公の海中に流しているのか、我が御国の国内で当該処理水を処理し、
一滴たりとも国外に流すべきではないという論点からの批判が、
西方の国の意見の根底にはあるのではないだろうか?

 小生は、西方の国の意見を容認しているわけではないし、
もともと、彼の国があまり好きではない。
しかし、我が御国が、上述の処理水の海中放出を決定する前に、
彼の国のいう道徳論的批判も世界にはあるということを、
我が御国は考慮し、
批判対応も熟慮すべきではなかったのではないだろうか?

 個人的レベルの話にすれば、
隣家はごみを処分しないで、
敷地に積み重ねているとしよう。
風が吹けば当然、我が家の庭先にもそのごみは飛んでくるし、
隣家がそのごみを自分の敷地内から外へ放り投げでもし始めたら、
我が家も、そして近所の人たちも大変な迷惑を被ることになる。

自分の出したごみは、
自分たちの責任で、
自分たちの敷地内で
処理しろということになる。