なぎ殿を落ち着かせろ!

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登場人物

伊橋悟(板前)・・・・・・・・・・・・・中居正広

師匠(伊橋の弟子)・・・・・・・・・横尾渉

尾花夏樹(シェフ)・・・・・・・・・・木村拓哉

祥平(尾花の弟子)・・・・・・・・・玉森裕太

ソムリエ吾郎・・・・・・・・・・・・・・稲垣吾郎

画家慎吾・・・・・・・・・・・・・・・・・香取慎吾

なぎ殿(気難しい殿様)・・・・・・草彅剛

サンスケ(なぎ殿の付き人)・・・ユースケ・サンタマリア

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なぎ殿は常にイライラと落ち着かずうろうろしている。

寝る時以外はうろうろしている。

 

サンスケ:殿、何をそんなにイライラされているのですか?

なぎ殿:わからぬ

サンスケ:困りましたな。

なぎ殿:わしもうろうろするのは嫌なのだ!誰か落ち着かせてくれ!

サンスケ:そうだ!何か美味しいものを食べると落ち着くかもしれません。早速、料理人を探してまいります。

なぎ殿:良いかもしれん。だが、わしは座れないからうろうろしながら食べられるものにしてくれ!

サンスケ:かしこまりました。

 

サンスケは凄腕の料理人を二人知っていた。

なので、早速手紙を書いた。

その手紙になぎ殿の様子がわかるように

画家慎吾に絵を描いてもらった。

 

「なぎ殿さまを落ち着かせる料理を作ってほしい」と

 

その手紙は伊橋悟と尾花夏樹の元へ届いた。

 

伊橋悟:なんで落ち着かないんだろう?

腹が減ってるのか?美味いもの食べると落ち着くのか?

うーん・・・師匠~どう思う?

師匠:親方の十八番をうろうろしながら食べられるように改良すれば、なぎ殿さまも落ち着かれるのではないかと

伊橋悟:そうだな。やってみるか。返事出しといて

師匠:へい!親方

 

尾花夏樹:祥平~フランス料理でうろうろしながら食べられるものでコース料理って出来ると思う?

祥平:そんなの聞いたことありません。

尾花夏樹:面白いと思わない?( ̄▽ ̄)

祥平:はい!(出た!尾花さんの悪い癖が・・・)

尾花夏樹:じゃあ~返事出しといて

祥平:ウィ~シェフ

 

 

ソムリエ吾郎:ごめんください~

サンスケ:なにか?

ソムリエ吾郎:美味しいワインと日本酒をコラボしたワイン酒が

あるのですが、是非、なぎ殿さまに試飲していただきたく参りました。

サンスケ:はぁ・・・しばらくお待ちください。

なぎ殿様、ワイン酒なるものを試飲していただきたいと申すものが

なぎ殿:なんだそれは?

サンスケ:えーと・・・そうだ画家慎吾に絵を描かせて参ります。

画家慎吾ワイン酒の絵を描いてきてくれ。

画家慎吾:かしこまりました。

 

どうぞ。

 

サンスケ:(ノ・ω・)ノオオオォォォ-上手いな!ありがとう。

なぎ殿様、ワイン酒はこのようなものでございます。

なぎ殿:それはうろうろしながらでも飲めるのか?

サンスケ:それは・・・わかりませぬ。

 

そこへ伊橋と尾花から返事が届いた。

 

サンスケ:なぎ殿様、ふたりの料理人が美味しい料理を作ってくれる時にワイン酒も試飲してみるようにしましょう。

うろうろしながらでも飲めるようにしてくれるよう申しておきます。

 

ソムリエ吾郎:わかりました。うろうろしながらでも飲みやすいグラスを探してまいります。

 

なぎ殿:少しでも落ち着けるような絵がほしい。

サンスケ:かしこまりました。

と言うことで、そういう絵を描いてくれ。

画家慎吾:かしこまりました。

 

なぎ殿:サンスケ、その日はエイプリルフールにしてくれ!

サンスケ:エイプリルフールですか?

なぎ殿:そうだ!頼むぞ!

サンスケ:かしこまりました。

では、エイプリルフールのお昼12時ということで通達します。

 

 

 

エイプリルフール

9時

画家慎吾が絵の設置を始める

10時

伊橋悟と師匠

尾花夏樹と祥平

ソムリエ吾郎

それぞれが準備を始める

12時

準備が整ったところでサンスケがなぎ殿様を連れて部屋に入ってきた。

 

部屋に入ったなぎ殿は、絵の迫力に一瞬立ち止まった。

だが、1分も持たずうろうろしだした。

 

なぎ殿:皆のもの、かたじけない。

自分でも落ち着きたいのだが、うろうろしてしまうんだ。

どうか協力してくれ。

 

サンスケ:では、画家慎吾から絵の説明を。

 

画家慎吾:落ち着くような色を選んで描いてみました。

なぎ殿:そうか、確かに。和むような色使いだ。

だが、足が勝手に動いてしまうんだ。すまぬ。

画家慎吾:いえ・・・わたしの絵ではなぎ殿さまの足を止めることが出来なかったようで、申し訳ありません。

 

サンスケ:では、ソムリエ吾郎~ワイン酒をなぎ殿さまに。

 

ソムリエ吾郎:はい、では、こちらへどうぞ~

長ーいテーブルの上に一口サイズのいろんなグラスやぐい飲みに

ワイン酒が注がれていた。

なぎ殿様、うろうろしながらお好きなものを試飲してくださいな。

なぎ殿:(ノ・ω・)ノオオオォォォ-これは面白そうだ!

うろうろ~ごっくん。美味い(^^♪

うろうろ~ごっくん。美味い(^^♪

うろうろ~ごっくん。美味い(^^♪

 

サンスケ:(重症だ・・・(^^;))

では、伊橋殿お料理のほうをよろしく頼みます。

伊橋:かしこまりました。

師匠~準備は良いか?

師匠:へい!

伊橋:では、なぎ殿さま、こちらへどうぞ。

ひとつ約束事を守っていただきます。

ひとつの料理を食べ終わるまではその円の中から出ないでください。

なぎ殿:わかった。やってみる。

伊橋:では、師匠~お料理を。

 

師匠が伊橋の料理を運んでくる。

なぎ殿はうろうろうしながらも大きな円の中で食べている。

食べ終わったころに次の料理が運ばれてくる。

美味しいお料理を味わいながらなぎ殿は円の中でうろうろしながら食べている。すべてを食べ終わったら、円の中から出てまたうろうろしだした。

 

サンスケ:(まだ落ち着かないのか・・・(^^;))

では、尾花殿、よろしくお願いします。

尾花:かしこまりました。

祥平~始めるぞ~

祥平:ウィ~シェフ

 

尾花:では、なぎ殿さま、お料理を順番に作りますので

なぎ殿さまが移動してきてください。こちらから、どうぞ~

 

なぎ殿は、順番に料理を食べていった。

うろうろはしていたが、スピードが落ちてきた。

美味しいワイン酒とお料理を食べてお腹もいっぱいになって

少々眠気がしてきたところだった。

ちょうど、デザートを食べ終えたころに、

ふと、ソファに目が行き、どっしり座った。

 

(ノ・ω・)ノオオオォォォ-

そこにいた全員が驚き、ガッツポーズをした!

\(@^0^@)/

 

なぎ殿:なぁ~んだ!お腹が減っていただけだった!

 

サンスケ・画家慎吾・ソムリエ吾郎・伊橋・師匠・尾花・祥平

ミ(ノ_ _)ノ=3 ドテッ!

 

(*¯o¯*)\(゚□゚*)

吉本新喜劇かーい!

 

(_≧Д≦)ノ彡☆ばんばん

どんな落ちやねん~(*≧m≦*)プププw