「守破離」とは、
道を極めようとするときの成長過程を示した概念。
もともと「守破離」は能を確立した世阿弥の教えであり、
柔道、剣道、空手、合気道などの武道に限らず、
書道や水墨画などの稽古事、茶道、華道、舞踊、
彫刻、歌舞伎といった伝統芸術の世界で
広範囲にわたって語り継がれている言葉でもある。

「守」は基本の型を見につける段階、
「破」はその型を破って応用する段階、
「離」はそれらに創意を加え、
自分独自のものを追求し確立する段階となる。

型を守り(基本の習熟)、それを破り(応用)、
そして最終段階として型を離れる(創造)。

どんな道であれそれを極めていくためには、
順を追って段階を踏んでいかなければならないというのが
「守破離」という考え方だ。
「守破離」は、どんな分野、業界であれ、
プロになるための基本的な心得と言える。


この中で、一番簡単なのが「守」。
昔からのやり方、両親の躾、先生の教え、上司や先輩のやり方、
会社の方針などなど、とにかく「その通り」にやっていればいい。

一番難しいのが、「破」。
まさに、じっとしているモノを動かすがごとく
エネルギーが必要となる。

一旦、「破」が出来れば、「離」はタイミングの問題となる。


つまり、ずっと同じ方向、同じ勢いで進んでいたものを
方向を変え、スピードを変えていくのは至難の技と言えるだろう。

しかし、それが「難しい」と思えるのも
ある種の「思い込み」に過ぎないという場合が多いのも
事実だ。

そこで、そういった「思い込み」に気づき、
そこから脱するための考え方のヒントを紹介していこう。


もちろん、いつ終わるか、それよりも
いつまで続くかは不明。
気が向いたら書いていこうと思うのでよろしく!