ペットとして不動の二強を誇っている
犬と猫なのだが、
ずっと気になっていたことがある。
それは、大型犬と小型犬があるのに、
何故に大型猫と小型猫はないのか？
ということである。
だからといって、安易に大型のネコ科の
動物をそれらしく見せるというのは
賛成出来ない。
これは、ライオンとタイガーのハーフ、
「ライガー」なのだが、頭のバランスが良くない。
やはり、無理はよくないのだ。
太った猫、平均よりも大きな猫を選び抜き
何世代にも渡って交配させ続ければ
やがては、大型猫になるのではないか？
こちらの方がどう考えても自然だ。
世の中には、この程度の大きな猫はいるのである。
やり方次第によっては、「大型猫」の誕生は
充分可能性がある。
こういった猫を「WBCC
（ワールド・ビッグ・キャット・コンンテスト）」で
日本に招き、密かにそのＤＮＡを採取して分析し、
最適な交配の組み合わせを決定する。
当然大人気となって、
４年に一回世界各地で開催する事が決定。
IBC委員会（インターナショナル・ビッグ・キャッツ
委員会）の本部は東京に設置されることになる。
やがて、日本の国家プロジェクトで
密かに作られていた「大型猫牧場」が
マスコミに公表されると、
世界中から猫好きたちがワンサと押しかけ
外貨獲得に大いなる貢献を果たすことになり、
それまで投じた開発研究費は回収可能となる。
「ビッグ・キャッツ・コラール（大型猫牧場）」は
ついに、ＵＳＪを超える入場者数を誇るようになる。
そして、あの「ハロー・キティ」を超えるキャラクター、
「ビッグ・キャット・ガガ（BCG）」が世界的に
大ヒットし、多額のライセンス料が
日本に入ってくるようになり、貿易黒字に
貢献する。
そして、これくらいでかい猫も出現するだろう。
しかし、あまりにもでかい猫、
「スーパー・ジャイアント・キャット」が誕生すると
牧場を抜け出し街で大騒ぎを引き起こすかもしれない。
そうなると、
東京都は先ず機動隊に出動要請を
出すに違いない。
しかし、巨体ながらすばしこい
SGC（スーパー・ジャイアント・キャット）に
機動隊はなすすべがない。
もはや、自衛隊に出動を要請しなければならなく
なるのは時間の問題となる。
しかし、世界中の猫ファンたちから
「殺すな！」と抗議が殺到・・・。
そこで、東京都は、
既に引退していたドクター中松に相談。
彼の発明した、「スーパー・ジャイアント・
ネコジャラシ」を急遽製作することになる。
それは、三菱重工業、小松製作所、NECなどの
協力で、東レの「ナノ・カーボンファイバー」を
使った巨大な「猫じゃらし」だった！
これで、SGC（スーパー・ジャイアント・キャット）を
元の牧場まで誘導していこうという作戦だ。
途中まで順調に作戦は推移していたのだが、
心無い犬マニアが、SGCに「爆竹」を
投げつけたことで、SGCが暴走。
環状線をグルグル走り回り、
巨大な糞を東京駅の西口で落とし、
東京スカイツリーで爪を研ぐなど
都内の交通は完全に麻痺状態。
ついに困り果てた日本政府は
「日米安全保障条約」に基づいて
アメリカに「SGD(スーパー・ジャイアント・ドッグ）」の
派遣を要請する。
アメリカは密かに新たな軍事兵器として
超大型軍用犬を開発し、
訓練させていたのだ。
そして、
東京で「スーパー・ジャイアント・キャット」と
「スーパー・ジャイアント・ドッグ」による
日米決戦の火ぶたが切って落とされる・・・。
これを黙って中国が見過ごすわけがない。
人民解放軍が密かに研究開発していた
「スーパー・ジャイアント・パンダ」を
この混乱に乗じて密かに日本に送り込む。
東京から東名高速道路を
彼ら二匹ががひた走ることで、
戦いの場は名古屋、大阪へと拡大。
そして、南紀白浜で中国からやってきた
SGP（スーパー・ジャイアント・パンダ）と
三つ巴の死闘が始まる・・・。
やがて、ロシアは北海道に
「SGW（スーパー・ジャイアント・ホワイト・ベアー）」を
上陸させる・・・。
誰か止めてくれぇ・・・・！
（映画化ご希望の方はご相談ください）