ジャラール・ウッディーン・ルーミー[1207~1273]は、
イランの神秘主義詩人、メウレウィー教団の創始者。

神学者バハー・アッディーン・ワラドの子として
バルフに生まれ、1219年ころ家族とともに郷里を去り
西方へ流浪の旅に出て、10年後にトルコ(ルーム)のコニヤに定住、
ルームにちなんでルーミーと号した。


父亡き後,その高弟の指導で神秘主義を修行し、
シリアに留学して当代一流の学者となった。
44年,放浪の老托鉢僧シャムス・アッディーン・タブリージー
Shams al‐Dīn Tabrīzī(?‐1247ころ)との出会いで、
彼の運命・人生は一変し、詩作に没頭するようになる。


神秘主義最高の詩人ルーミーの代表詩集
《精神的マスナビー》は(ペルシア語のコーラン〉とも評され、
神秘主義の聖典とも評されている。
その他の熱情的な神秘主義の抒情詩集も高く評価されている。