『人が買うのは、「あなた」だ』の5つの「てこ」


「てこ」が、思っていた以上に大きな力を発揮して

大きな物を動かせられるシンプルな道具なので

ここで、あえて「てこ」という言葉を使わせて頂く。 

「十分に長いてことそれを支える支柱をくれれば、

私は世界を動かせられる」と、アルキメデスは言った。


同様に、人間の感情によって動かされる

動機づけを利用することによって

以下に述べる五つの「てこ」は、

あなたが、他の誰かを何かの行動へと誘導するのを

助けるために

連携して効果を発揮するだろう。


この『人が買うのは、「あなた」だ』の

その五つの「てこ」とは、

1.好感度

2.つながり

3.問題解決

4.信頼構築

5.ポジティブな感情体験の創造

の五つである。


先ずは、「好感度」から。

1.好感度


「好感度」は、「つながり」への、そして、

最後に「信頼構築」への入口となる。


相手が、あなたの「好感度」が高いと思えないなら、

その人と有益な取引関係を築くことは

実質的に不可能だ。


あなたに好感度を感じないと、

相手はあなたを買おうとはしないし、

あなたから買おうともしない。


それが瞬間に生じるので、

「好感度」は「最初の印象」に対して責任があり、

しかも、瞬間に消失してしまうことも起こりえるので、

それは「進行中の印象」に対しても責任がある。


相手が、あなたに「好感度」を見出せた時、

感情的な「つながり」や「信頼構築」、そして、

最後にはあなたに成功したキャリアと収入を構築するのを

助ける取引関係につながるドアが開くことになる。


(つづく)


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あなたに「好感度」を見出せて初めて

相手は、あなの言葉に耳を傾ける。


しかし、一旦「好感度」を与えられたとしても

何かのちょっとしたあなたの言葉やしぐさで

一瞬にして「好感度」は消え失せてしまう。


この「好感度」を最後まで維持し続けられたら

相手との継続的な取引関係が結ばれる可能性が

生じるのだ。人が買うのは、間違っても嫌いなヤツからではない。


好ましい相手からだ。

いくら安くても、嫌な相手からは

決して買ったりはしない。


例えあなたがWeb3.0の新たな戦略をとっていても

そこから見え隠れする、「あなた」が好かれなければ

意味はない。


押し付け(アウトバウンド)セールスの時代は

終わったのだ。

これからは、引き寄せ(インバウンド)セールスの

時代だ。


是非、「あなた」を買ってもらおう!


【参考文献】

The Power of Who/Bob Beaudine

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The Likeability Factor: How to Boost Your L-Fac.../Tim Sanders

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A Whole New Mind: Why Right-Brainers Will Rule .../Daniel H. Pink

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People Follow You: The Real Secret to What Matt.../Jeb Blount

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People Buy You: The Real Secret to what Matters.../Jeb Blount

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