この記事は、中部大学教授、武田邦彦氏のブログから

記事の転載許可を得て、以前ネコペンギンのブログ

『幸せな成功のための魔法の杖』で連載しておりましたが、

2011年2月18日朝、アメブロによってそのブログが

突然削除されてしまい、ご紹介ができなくなってしまいました。


そこで、ウルフペンギンのこのブログで改めて

ご紹介していくことになりました。

なお、本文中の誤字脱字は訂正してありますが、

基本的に内容はそのままにしております。


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民主党が滅びた理由は簡単だ。

自民党、民主党は名前は違っても、同じ政策だから、

言ってみれば同じ政党だということにあるだろう。


同じ政党なのに違うような体裁をとるので

どうしても無理があり、だから必然的に滅びる。


つまり、

「自民党と違う政治的信念があって党を作った」のではなく、

烏合の衆が「権力を目指して集合した」からだと思う。


このことは民主党ができた最初の時には

ハッキリはしていなかったけれど、

政権をとってからは誰にでもわかるようになった。


基本政策が,

自民党と民主党の政策がどのように違うのか、

区別できる人はいない。


もっとも大きな政策で「自公民」が一致するなどということは

起こるはずもないからだ。


だから党の理念((綱領)=政治信念)を持たない

奇妙な党になっていた。

それに加えて、「政治家の言葉は全部ウソ」を実現した。


●言葉のウソの記録(思い出したくないけれど)


「増税無き財政再建」→

「増税に命をかける」(消費税10%アップ)


「子ども手当で余裕ある子育て」→

「子ども手当止めて、扶養控除も廃止」

(実質26万円ぐらいの増税になった)


「普天間は国外、最低でも県外」→

「沖縄県のまま」


「高速道路無料化」→

「ほぼ有料のまま」


「2020年までにCO225%減」→

「10%増」

(お金が取れる時にはCO2が出てくる=自然エネルギー)

「衆議院議員80人削減」→

「増減ゼロ」

(このぐらいは自分でできたのに)


「コンクリートから人に」→

「どちらも行わずにばらまきだけ」

(天下り促進)


・・・・・・・・・


現在の日本の政治の主要課題は、

1)できるだけ民間の活力を高めて日本を発展に導くのか、

2)増税して規制を強め縮小傾向にするのか、

が基本的な方向性で、


さらに副次的には、

3)再軍備、あるいは核武装するのか、

4)エネルギー政策を民間主体にするのか

政府が強い介入をするのか、などであり、

さらに農業問題、教育問題など副次的な課題がある。


自民党はもともと「規制を緩めて民活路線」であり、

民主党は「規制中心の縮小社会」のように見えた。

しかし自民党が増税、民主党が増税反対で

政策が逆になっていて、最初からねじれていた。


民活無し、増税無しで

具体的にどのような政策があり得るのか、

ほとんど議論されないままムードだけを

マスコミが盛り上げ、そして政権が交代した。


「二大政党の存在が大切」と言うけれど、

ポリシーが異なってこそ意味がある。

顔が変わるだけでは意味は無い。


その点で先に述べたように「三党合意」というのは、

前の政権と今の政権が最重要政策で合意するのだから、

政権交代は全くの意味を持たなかったということだ。


次の選挙は難しい。

候補者の公約が「減税」なら「増税」と

読み替えなければならないし、

「核の平和利用」なら「核武装」と思って

投票しなければならない。


2009年の民主党の公約はすべて逆になったのだから、

次の選挙では有権者は

「読み替え」がどうしても必要になった。


・・・・・・・・・


今、選挙を控えて政治番組が復活しているが、

「口に出して言っていることと逆」だから

聞いていて疲れる。

いちいち、肯定を否定に、否定を肯定に翻訳しながら

聞かなければならないからだ。


「直ちに健康に影響はありません」→

「健康に影響があるのでゲノム解析をします」

「福島にいても安全です」→

「政治家とマスコミは全員、事故の数日後には

福島から引き上げました」

政治家は言葉が命である。

2009年から今まで言葉にウソのあった政治家は

次の選挙には出ないで欲しいし、出ても国民が

「政治家の最低の要件=言ったことを大切にすること」を

無視している候補者に絶対に投票しないことだ。


また、もう一つ。

大阪維新の会は良いのかも知れないが、

安部さん、麻生さん、民主党・・・

いつも「選挙の顔」というのが出てきて、

マスメディアがはやし立て、

素晴らしい政権ができたと思ったら1ヶ月も経ったら、

今度は評論家が非難し始め、

1年で首相が交代するということをくり返している。


せめて、今回の場合、

メディアは「民主党政権ができるとき、

なにか間違った報道はなかったか」について

紙面を割いて国民に知らせる必要があるだろう。


「minsyutouhorobutdyno.235-(6:54).mp3」をダウンロード


(平成24年9月6日)
武田邦彦



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最終的には、この国の政治家は

財務省とアメリカ政府によってコントロールされる。


彼らに逆らうと、過去の納税や寄付金などで

問題がなかったか、とことん洗い出される。

本人だけではない。親族や秘書まで

関係者が洗いざらい調べられる。


そこで問題点が浮かび上がらなかったら、

次は女性問題だ。


CIAの調査能力からすれば、

財務省が彼らに頼めば簡単に問題点が見つかる。


そうやって、明らかにされた醜聞を

マスコミに洩らされたくなかったら、

官僚の言う通りにしろと、脅迫される

(もちろん、ヤクザと同様、直接的な表現は

絶対に使わない。

例えば、「知り合いのフリーの記者から

最近、あなたに関しての面白い情報を掴んだと連絡が

ありましてね、そこで呼びつけて問いただしたところ、

こんな内容の原稿を書いていると言うんですよね・・・。」

などと、やんわりと言うのである)。


独身の女性議員には、官僚の若手を当てが合い

結婚させてしまう。


福田衣里子⇒法務省官僚と結婚。

菊田真紀子⇒外務省官僚と結婚。

田中美奈子⇒国土交通省のキャリア官僚との不倫路チューが

報道されると、消費税反対から一転して賛成に回った!


こんなヤツラに我々の血税をくれてやってもいいのか!

国会議員には、一人当たり年間約1億2千万円もの

税金が使われているんだ!


婚活や不倫のためのお金じゃないぞ!!


by ウルフペンギン