野田首相誕生後、現在に至るまで

彼の「金銭スキャンダル」が一切報じられて

いない。


それほど、彼が「清廉潔白」の清い政治家なのか?


鳩山、管、小沢、前原の四人は、

鳩山は母親から毎月1500万円もらっていながら

申告していなかった(脱税だ!)。

管や前原の両氏は、

日本国籍ではない人から献金を

受け取っていた。

小沢については、マスコミ報道通りだ。


こういった、金銭スキャンダルが

野田首相には全くない。


その野田首相だが、

彼が政治生命をかけて法案を通そうとしているのが

「消費税改悪」だ。


週刊誌が報じているように、

2009年時点の民主党の「マニフェスト」から

大きく逸脱し、また野田本人が当時の

選挙応援演説で、「消費税アップの前に

そこにたかっているシロアリを先に

退治しなければなりません!」と言っていたことを

完全に放棄したのはなぜなのか?


この「消費税増税」の資料を揃え、

後押ししているのが「財務省」であることは

多くの国民が知っていることだ。


「財務省」は、国家予算の「出入り」を

抑えており、あらゆる省庁の予算編成にも

口出しするお役所だ。


その「財務省」官僚たちが考えることは、

自分たちの影響力と天下り先は確保しつつ、

なおかつ自分たちの「ライフスタイル」は

絶対変えたくない、ということだ。


ギリシャやスペインと比べたら、

日本の赤字国債発行残高(世界一)が

いくら多くても、自転車操業で十分やりくり可能

なのだが、そうは言ってもこれから先も

無制限に赤字国債の発行を増やし続けて

いいわけはない。


どこかの時点で、国家としての収入を上げる

必要性がある。

ならば、欧米の先進諸国並みに

消費税を上げるのが、一番手っ取り早い

という結論となる。


その結果、「財務省」としては

税収が増える分、影響力も増える

ということになる。


「財務省」の官僚たちにとっては、まさに

万々歳の「法改正」となる。


しかし、「財務省」官僚たちの意向に

真っ向から反対しようとしている「民主党」が

与党となってしまった。


そこで、「財務省」の官僚たちは、

そんな民主党の幹部たちを

コントロールするために、

「財務省」としての影響力を行使して

ターゲットとなる政治家の政治資金について

メスを入れたのだ。


その結果、鳩山、小沢、管、前原と

彼らの政治資金の問題を

暴いてきた。


特に、2009年の選挙頃から

「消費税増案」に反対を口にしていた

鳩山、小沢、野田は、「財務省」としては

何とかしなくてはならなかった。


鳩山は、母親からの生前贈与の寄付問題でも

持ちこたえたが、沖縄の基地問題で

勝手に自爆してくれた。


小沢は、事務所の政治資金問題で

一旦表舞台から消すことに成功した。


管も、半島の人からの献金問題が

表沙汰となったが、それよりも

2011年3月11日直後のヒステリックな

対応が仇となって、やはり自爆してしまった。


そして、登場したのが野田だ。

あれほど、「消費税を上げる前に

やることがあるんです!」と言っていた男が

なぜ、簡単に「消費税値上げ」にシフトしたのか?


答えは簡単だ。

「財務省」が掴んだ、野田の政治資金問題を

表沙汰にしないことと交換に「消費税アップ」に

舵を切らせたのだ。


こういう裏事情について、

何故かマスコミは一切報道しない。


「みんなで渡れば怖くない」っていう勢いで

「消費税値上げ」へ世論誘導しているのではないか?


財務省の「パシリ」となってしまった、民主党幹部。

こんな民主党は、「非民主」党だ!