THE UNIVERSAL FOMULA FOR SUCCESS
成功のための万人の法則
4.プロの投資家の考え方(その2)
投資家マインド
そうすると、彼らは正確には何を探しているのだろうか?
大抵のベンチャー・キャピタリストたちは、
ドアから入って来ようとする全ての取引のうち
ほんのわずかしか自分たちは真剣に見ることは無いと、
あなたに話すだろう。
そして、彼らは自分たちが見た全てを百として
その中の1か2だけに投資するのだ。
プロの投資家が1つの取引を選んで、
残りの99を見捨てる理由は何だろうか?
そのような高い拒否率の主要な理由は、
投資家が何に興味を覚えるかということや
彼らの判断基準が投資に値するかどうかにある
ということへの起業家の不完全な理解にある。
レッスン:あなたにとって、お金を集めることは
投資すること程得意なこととは言えない。
洗練された投資家のルールと心理を理解すれば、
あなたはうまくいくだろうが、
自分自身の取引を分析して構築することで、
あなたはさらに熟達するだろう。
投資家の身代わりとなって
あなた自身の考え方を彼の考え方に
置き換えること。
そうすれば、あなたは資金を集めようとしている
他の99%の人たちの遥か先へ行ける。
そのための方法の一つは、
自分自身が投資家だと偽るシナリオに沿って考えることで、
これは効果的だ。
紙に次のように書くこと。
「私は、投資するために、1000万ドルを持っています」
例えあなたがこれ程の金額を必要としていなくても、
このエクササイズによって、
プロがなぜそれほどうまくいっているかが分かるだろう。
(つづく)
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キース・J・カニンガムが実体験から会得した
成功するためのノウハウが「六つの鍵」なのだ。
1.Think like an investor
(投資家のように考えること)
2.Research and prepare a great business plan
(偉大なビジネス・プランを研究し作成すること)
3.Attract a team that's smarter than you are
(自分より切れるチームを組織すること)
4.Get the correct business and capitalization structure
(正しいビジネスと資金戦略を手に入れること)
5.Sell the deal to the investor
(投資家に取引を売ること)
6.Take risks and rebound from mistakes
(リスクを恐れず、失敗をはね返すこと)
この「六つの鍵」を日々の生活、あるいは人生において
効果的に駆使すれば「成功」する可能性が高まる。
そこで、最初の鍵である、
1.Think like an investor
(投資家のように考えること)
について、さらに深く掘り下げて行く。
次回は「ローリスク投資」についての説明だ。
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世界的なベストセラー、『金持ち父さん貧乏父さん』を
読まれた方は多いだろう。
- 金持ち父さん貧乏父さん/ロバート キヨサキ
- ¥1,680
- Amazon.co.jp
この本で、著者のロバート・キヨサキは、
自分の父親を「貧乏父さん」とし、友人の父親を「金持ち父さん」
として、その「金持ち父さん」から学んだ、
お金持ちになるための秘訣を紹介している。
自分の父親のように勤勉でまじめに働いていても
金持ちにはなれない。
金持ちは、お金にお金を儲けさせている(これを投資という)のだ。
しかし、実際のところ、彼の父親は
ハワイでの立派な教育者であり、表彰も数多くされ、
地域での教育や社会活動にも多大な貢献をし、
しかも決して貧乏ではなかった。
では、この『金持ち父さん貧乏父さん』は全くの
でっち上げの話かというとそうでもない。
モデルがいたのである。
それが、Keith J. Cunningham(キース・J・カニンガム)だ。
<Keith J. Cunningham>
彼の成功と失敗と、そして再度の成功こそが
「貧乏父さん」であり、「金持ち父さん」でもあったのだ。
キース・J・カニンガムが、ケーブル・テレビ事業で成功した後
不動産事業で独立し、当初は成功するも
やがて失敗し、資産は全部差し押さえられて、
残された車で寝起きする日々もあったという。
やがて、アンソニー・ロビンズのセミナーを聞いてから
勇気を得て、考え方と行動を変えたことで
大成功したのだが、その頃にロバート・キヨサキは
自分が開発したボードゲーム(「人生ゲーム」の改良版)を
販売するための実演販売セミナーを主催していた。
それに参加したカニンガムが、セミナー終了後に
キヨサキの楽屋を訪ねて自分の成功と失敗の体験を話したところ、
ロバート・キヨサキから「一緒にセミナーをやろう!」と誘われ
しばらく全米各地でのセミナー講演を
二人一緒に行っていたのだ。
やがて、ロバート・キヨサキは、
キース・J・カニンガムに、「君の体験をモデルに
ビジネス本を書きたいんだが、いいだろうか?」と
了解を求めてきた。
カニンガムは快く承諾したが、
ロバート・キヨサキの書いた本、『金持ち父さん貧乏父さん』
のどこにもカニンガムがモデルだとは紹介されてはいなかった。
それだけでなく、本を書くきっかけにもなったカニンガムに
感謝の言葉すら書かれていなかったのだ。
このことがあってから、二人の仲は気まずくなり、
それ以降、一緒にセミナーをすることはなくなった。
キース・J・カニンガムはその後、
単独でセミナーをするようになり、2006年になって
ようやく自分の経験から学んだ成功ノウハウ本を出すことにした。
それが、"THE KEYS TO THE VAULT"という本だ。
残念ながら、日本のAmazon.co.jpでは購入することは出来ない。
もちろん、日本語訳も出版されてはいない。
(アメリカのAmazon.comでは、現在29.95ドルで購入可能)
これから先も正式な日本語訳は出版されないと思われる。
そこで、ロバート・キヨサキが言うところの「金持ち父さん」の
本当の教えを今後少しずつ紹介していく予定だ。
by ウルフペンギン