THE UNIVERSAL FOMULA FOR SUCCESS


成功のための万人の法則


2.金庫の鍵(その5



鍵その4:ザ・ハード・コア:正しいビジネスと

資金戦略を手に入れること

      

適切な法的ビジネス構造と適切な種類の資本金を

確保することに代替品はない。


すべてのビジネスは、

何らかの法的構造(例えばパートナー・シップや株式会社)の

範囲内で機能するからだ。


選択するビジネス構造の種類によって、

あなたが取引でどんな種類の責任を負うことになるかが

決まる。(訳注:個人事業なのか、LLCなのか、株式会社なのか

といった経営の仕組みの違いで、経営責任の範囲が決まること)


それによって、あなたがどんなタイプの投資家を

引き寄せられるかが決まってしまうという

大変重要な要因だ。


アイデアの最終的な到達目標が

選択したビジネス構造の種類や、

ジーンズに突っ込んでいる現金の額(自己資本)に

依存しなくても、あなたがそれ(自己資本)を

使おうとしたしたときには、そうなる。

(訳注:ビジネス形態をどうするか選ばざるを得なくなり、

必然的にどういう投資家を引き寄せられるかも決まってしまう)


あなたの資本構造は、

資金調達が自己資本なのか、あるいは負債なのか、

また、より多くの自己資本を使うか、多額の負債に頼るか、

どちらの手段を選ぶかで決まる。


お金は、それぞれ違った味付けでやってくる。

時には、そのお金は所有権の行使で、

あなたのビジネスでの利益の分け前に預かろうとする。
あるいは、収益性に興味を覚えて、

二年以内に返されるだろうという予想の下に、

与えられたりする。


時々、それは両方の組合せとなる。

あなたの会社がビジネス成長サイクルのどこにあろうと、

例え成熟レベルにあろうと、

間違ったタイミングで間違った種類のお金を得ることは、

「破滅の元」となる。


資産であれ負債であれ、

間違った金額を手にすることは、

あなたとあなたの投資家に対して

平均以下の収益を与えるどころか、

最悪、倒産にさえ至ることとなる。


疑問を抱く無かれ:

資本家は、あなたが自分のお金儲けのために選んだ

ビジネスと資本化構造に、

非常に興味を持っているのは間違いない。


(つづく)

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キース・J・カニンガムが実体験から会得した

成功するためのノウハウが「六つの鍵」なのだ。


その四番目の「鍵」が

「ザ・ハード・コア:正しいビジネスと資金戦略を得ること」だ。


ここで大事なことは、適切な方法で適切なタイミングで

適切な額だけ手に入れるということだ。


タイミングは大事で、資金確保するのに

早すぎても遅すぎても有効性がスポイルされてしまう。


その際、お金を全額自己資金で賄うか、

家族や親戚、友人、知人から「出資」という形で

賄うか、銀行や信用金庫、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)

から借りるか、その他いろいろな方法の中から

そのビジネスに最適な手段で準備する必要がある。

(アメリカで成功した起業家の中には、

何枚かの手持ちのクレジットカードのキャッシング枠で

限度額まで借りるという無茶な手段で資金を用立てた人もいる)


それ以上に大事なことが、必要以上の資金を投入しない

ということだ。

つい無駄遣いをして、結果的に経営を圧迫してしまうからだ。


次回は、五番目の「鍵」、

「投資家に取引を売ること」について紹介する。


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世界的なベストセラー、『金持ち父さん貧乏父さん』を

読まれた方は多いだろう。


金持ち父さん貧乏父さん/ロバート キヨサキ

¥1,680
Amazon.co.jp


この本で、著者のロバート・キヨサキは、

自分の父親を「貧乏父さん」とし、友人の父親を「金持ち父さん」

として、その「金持ち父さん」から学んだ、

お金持ちになるための秘訣を紹介している。


自分の父親のように勤勉でまじめに働いていても

金持ちにはなれない。

金持ちは、お金にお金を儲けさせている(これを投資という)のだ。


しかし、実際のところ、彼の父親は

ハワイでの立派な教育者であり、表彰も数多くされ、

地域での教育や社会活動にも多大な貢献をし、

しかも決して貧乏ではなかった。


では、この『金持ち父さん貧乏父さん』は全くの

でっち上げの話かというとそうでもない。


モデルがいたのである。

それが、Keith J. Cunningham(キース・J・カニンガム)だ。



ウルペンのドリームピラミッド-Keith J. Cunningham

<Keith J. Cunningham>


彼の成功と失敗と、そして再度の成功こそが

「貧乏父さん」であり、「金持ち父さん」でもあったのだ。


キース・J・カニンガムが、ケーブル・テレビ事業で成功した後

不動産事業で独立し、当初は成功するも

やがて失敗し、資産は全部差し押さえられて、

残された車で寝起きする日々もあったという。


やがて、アンソニー・ロビンズのセミナーを聞いてから

勇気を得て、考え方と行動を変えたことで

大成功したのだが、その頃にロバート・キヨサキは

自分が開発したボードゲーム(「人生ゲーム」の改良版)を

販売するための実演販売セミナーを主催していた。


それに参加したカニンガムが、セミナー終了後に

キヨサキの楽屋を訪ねて自分の成功と失敗の体験を話したところ、

ロバート・キヨサキから「一緒にセミナーをやろう!」と誘われ

しばらく全米各地でのセミナー講演を

二人一緒に行っていたのだ。


やがて、ロバート・キヨサキは、

キース・J・カニンガムに、「君の体験をモデルに

ビジネス本を書きたいんだが、いいだろうか?」と

了解を求めてきた。


カニンガムは快く承諾したが、

ロバート・キヨサキの書いた本、『金持ち父さん貧乏父さん』

のどこにもカニンガムがモデルだとは紹介されてはいなかった。


それだけでなく、本を書くきっかけにもなったカニンガムに

感謝の言葉すら書かれていなかったのだ。


このことがあってから、二人の仲は気まずくなり、

それ以降、一緒にセミナーをすることはなくなった。


キース・J・カニンガムはその後、

単独でセミナーをするようになり、2006年になって

ようやく自分の経験から学んだ成功ノウハウ本を出すことにした。


それが、"THE KEYS TO THE VAULT"という本だ。



ウルペンのドリームピラミッド-KEYS TO THE VAULT



残念ながら、日本のAmazon.co.jpでは購入することは出来ない。

もちろん、日本語訳も出版されてはいない。

(アメリカのAmazon.comでは、現在29.95ドルで購入可能)

これから先も正式な日本語訳は出版されないと思われる。


そこで、ロバート・キヨサキが言うところの「金持ち父さん」の

本当の教えを今後少しずつ紹介していく予定だ。


by ウルフペンギン