We don't stand a chance of advertising
with features and benefits and with RAMs
and with charts and comparisons.
The only chance we have of communicating
is with a feeling.
The Apple Way,
2006
ブランディング
我々は、特徴と利点、そしていくつかのRAM、
それに図表と比較表で広告する
チャンスを持ち合わせていません。
我々が広報に関して持っている唯一のチャンスは
感覚によるものです。
L. Cruikshank著 ”The Apple Way:
12 Management Lessons from the World's Most
Innovative Company”
(2006年、McGraw-Hill)より
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Apple製品も全く広告しないわけではない。
現に毎日、iPhoneやiPad2のCMを
テレビで見かけるからだ。
それが、SONYやパナソニック、トヨタなどと
違うのは、製品そのものの売り込みではなく、
「使う」ことによって生じる「こと」を知らせている
からだ。
前述の3社のCMも
最近は、そういう起きる「こと」を前面に
打ち出すようになってきているが、
魁(さきがけ)はAppleだ。
既存モデルや他社製品との比較や
細かいデータをいくら並べても、
その製品を使って起こる「こと」、
すなわち「わくわく感」は伝えられない。
ジョブズは早くからそのことに気がついていた。
「フィーリング」を伝えることが大事なのだ。