UnMarketing(アンマーケティング)
- UnMarketing: Stop Marketing. Start Engaging./Scott Stratten
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UnMarketingは、Marketingに否定の接頭語「Un」を付けて
従来のマーケティングの考え方を否定し、超えた
新たな考え方であり、ノウハウでもある。
これは、この本の著者、Scott Strattenの造語である。
<Scott Stratten>
第一章 購入の階層構造:2
私は、千人以上のビジネス・オーナーに
「なぜ、あなたは買うのですか?」と尋ねました。
結果は、図1.1を見てください。
何かを購入する必要性に迫られた時、
人は最初に自分が知っていて、信用していて、
そして好きな人から買おうとします。
あなたの業界で、あなたやあなたの会社が
ピラミッドの上位にいるほど
あなたは、競争を避けることができるのです。
では、前回に続いて残りの二つを紹介していきましょう。
5.Search through ads, random searchs,
and forth
(広告から検索、ランダム検索、そして前進):
我々は、ここでの樽(訳注:階層構造)の底に近づきました。
潜在的顧客は、どんなセールスマンとも
決して会うこともなく、
誰がサービスを提供してくれるかさえ知らないので、
彼らは自分たちを助けてくれる会社を
ランダムに捜そうとします。
ここで、検索エンジンで検索されるのは
あなただけではありません。
あなたが販売者となるまでは、
今現在のところ、大抵は価格が決定権者となります。
あなたは、こんなところに長居はしたくないはずです。
6.Cold call
(無差別電話勧誘):
大部分のあなたの見込み客は、
「知っての通り、私の成長するビjネスを
会計士に助けてもらいたいんだけど、
誰かがそのサービスを提供しますよと、
私にランダムに電話をかけてくれるまで、
ずっとここで座って待っているつもりです!」と
言って、じっとしていてくれません。
コールド・コーリングは、恐ろしい結果を伴う
時間の無駄遣いです。
大抵の会社は、この方法を奨励します、
なぜなら一見すると「低コスト」に見えるからです。
しかし、そのコストには、
あなたを特に信頼せず、あるいは必ずしも
価格にこだわらないというような
潜在的見込み客と話すために
99人を続けて悩ますコストが含まれているのです。
「コールド・コーリング」から「テレスパム」に
フレーズを変えるよう、私は運動を始めています。
それは、従来の「コ-ルド・コーリング」に
終止符を打ってくれるはずです。
誰も、「より良いテレスパムのトップ10の方法!」
なんていう電子ブックを売ろうとはしませんから。(*)
したがって、質問はシンプルです。
「あなたは、このピラミッド階層のどこに、
マーケティング活動をフォーカスさせていますか?
高い競争と低いマージンという最低のポイント?
あるいは、トップにいこうとする中間層?
賢い人々は、購買理由の中央にフォーカスしません、
時間がかかるからです。
私も実感しました。
信頼構築には時間がかかります。
関係を促進するにも時間がかかります。
というわけで、
あなたがお金を手っ取り早く儲けるのを期待しているならば、
そのまま進んで、脂(あぶら)じみた下層へ滑り降りて
そして、楽しんでください。
その後でちょっとシャワーを浴びることをお忘れなく。
(つづく)
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*私は、確かにこのこと(コールド・コーリング)について
ケチをつけました。i
誰かが、このことについて書きそうです。
素早く不況を脱出してお金持ちになれるノウハウについて
ホテルで行われる複数の無料セミナーをハシゴするような、
見るからに脂ぎって、髪の毛までベトベトしていそうな野郎を
描いてみせました。
私なら、無料のマフィンを食べるために
そういうイベントに参加することはありますが・・・。
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インターネットで、何かの購入先を調べ、選択しようとしている
人の多くは、その決定を、価格で決めることが多い。
そんな人に、自社サイトを見てもらって、価格以外の要素で
自社と契約(あるいは自社から購入)してもらおうとすれば、
どんなに素晴らしいサービスや施品であっても
時間はかかる。
賢い経営者なら、そんなところで長居はしない。
また、あなたが例えば、病院での
電子カルテのシステムを扱っているなら、
大抵は、全国の病院リストから、
地域別に選んで無差別にこんな電話をする事だろう。
「始めまして、〇〇システムの■■と申します。
今、最新の電子カルテシステムを
ご案内させて頂いておりまして、よろしければ
事務長さんにお繋ぎ頂きませんでしょうか?」
こういうのが、典型的な「コールド・コーリング」だ。
ほぼ100%に近いくらい、事務長には繋いでは
もらえない。
「飛び込み営業」も同じ範疇に入る。
私もかつては、コピー機や
パッケージソフト、産業用ラベルプリンターで
同じように苦労しながら「コールド・コーリング」で
営業成績を上げていったことがある。
そこで得た教訓は、
「紹介」ほど楽で、手間隙もかからず、
価格も高く売れることはないということだ。
あなたのビジネスにおいて、
生涯に渡ってリピートし、
繰り返し新たな顧客を紹介してくれる、
そんな理想的な顧客を
どうやって獲得し維持し続けるのか、
それをこの本、「UNMARKETING」から
少しずつ紹介していこう。
by ウルフペンギン