2.広告(PR)担当者に


①あなたの会社を自動車に例えると、

どんな自動車ですか?

どんな色ですか?

中古車ですか?

新車ですか?

価格は?

社員の誰もが同じ答えを出すでしょうか


②自社ブランドは「初めての」、「ただ一つの」、

「より早い」、「より良い」、「より安い」

のうちのどれに当てはまりますか?

③自社ブランドにぴったりの人は誰ですか?

できるだけ細かくその人を説明して下さい。

その人は何歳くらいですか?

その人は毎日をどのように過ごしていますか?

夜は何をしてますか?

週末はどうですか?


④管理人や受付担当者、カフェテリアのスタッフに

あなたの会社を一言で言い表してもらいましょう。

彼らは、全ての部署のあらゆる肩書きの

社員をよく観察しています。

彼らの答えに耳を傾けましょう。


⑤職種も職責も違う社員たちが、

2時間以上、議題を決めずに、

一緒にデータを調べたり、

ブランドについて最後に話しあったのは

いつでしょう?


⑥もっとも目立つ提携企業5社はどこですか?

あなたの会社の顧客は、

この提携先をどう見ているでしょうか?


⑦提携先を選ぶ基準はありますか?

その基準は様々な要素を組み入れていますか?

それともお金だけ?

規模?

便利さだけでしょうか?


⑧あなたのご家族(ご両親、伴侶、子供)は

あなたの会社をどう表現するでしょうか?

それは、あなたが思っていたよりも、

シンプルで的を得ているでしょうか?


⑨ブランドの指針を書いたものはありますか?

ブランドの小冊子は?

1ページのメモは?

昨年「社員全員に」送信されたEメールはありますか?

その送り主は誰ですか?

何が書かれていましたか?


⑩自社のブランドについて、

禁止されていることはありますか?

(例えば、サッカーでゴールキーパー以外の選手が

手を使うのは禁止、というように)

禁句はありますか?

それは必要ですか?


⑪データから何を学べますか?

最後にこれを自問したのはいつですか?



Zilch: The Power of Zero in Business/Nancy Lublin
¥2,117
Amazon.co.jp


広告やPR、ブランド戦略は

「お金」をかければいいというものではない。


多くの大手企業が、無駄な「広告」に

膨大な「広告宣伝費(ブランド戦略費)」を

費やしている。


無料で、無償で、どこまで効果的な

宣伝、PR、ブランド戦略ができるか

とことん考えてみよう。


異業種企業でも同じ顧客層が相手なら

タイアップ広告も考えてみよう。

(名付けて「コバンザメ戦略」)


かつての「京セラ」は、

「西京区一番の会社にしよう!」という

ミッションを掲げて創業時は頑張り、

やがて

「京都市一番の会社にしよう!」、

「京都府一番の会社にしよう!」、

そして、

「日本一の会社にしよう!」と、

会社が成長し大きくなるに連れて

目標も大きくしていくことで、

社員の気持ちを一つにしていったことがある。


今現在の自社にとって、

社員の気持ちを一つにする言葉が

あるだろうか?


言葉一つで、人は一つになれる。


それが、結果的にブランドとなる。