UnMarketing(アンマーケティング)
- UnMarketing: Stop Marketing. Start Engaging./Scott Stratten
- ¥2,035
- Amazon.co.jp
UnMarketingは、Marketingに否定の接頭語「Un」を付けて
従来のマーケティングの考え方を否定し、
さらにそこから超えた考え方であり、ノウハウでもある。
これは、この本の著者、Scott Strattenの造語である。
<Scott Stratten>
イントロダクション:2
もしあなたが、ビジネスとは
人間関係の上に築き上げるものと
思っているならば、
構築している人間関係を
あなたのビジネスにすることです。
それは、あなたが
UnMarket(アン・マーケット)を信じるために
必要な一本の道なのです。
あなたがそれを信じられないと言うのなら、
本をレジに返却して、私が無能だと
ツイッター上に書き込んでください。
(著者のツイッター:@UnMarketing)
もしあなたが、「コールド・コーリング」の
正しいやり方について知っているなら、
それがどんなに素晴らしいツールか
私に教えてください。
ここで、ちょっと本を置いてください。
ビジネスとは人間関係を築くことだと
あなたが思っていないならば、
世界で最も偉大なビジネスのいくつかの基礎が
「コールド・コーリング」を通して構築された例を
私に教えてください。
何十年か前に効果的だった方法でも、
今日では同様の効果は、
もう期待することはできません。
あなたが出したダイレクトメールの
0.2%しか返信されず、
大抵の人はメールを
開封することさえしないのです。
「人は、実際に行動する前に
7回も確認しなければならない」(*)からと言って、
新聞(**)広告を何度も出す事は
ナンセンスです。
もしあなたが、
「私には、人脈をオンラインで築く
時間なんてありません!」と言ったり、
45分かけて車を運転して
ネットワーク・イベント(交流会)に出かけ、
そこで3時間を過ごしてから、
また45分も車を運転して帰宅しようと
しているなら、
あなたはこの本をレジに返す必要があります。
「マーケティングの保守的な方法はもうたくさん」、
なんて思っていて、その上
「もっと良い方法があるはず」と思っているのなら、
あなたはこの本を読む必要があります。
あなたは、
自分自身が本当に信頼されているなら
競争なんて存在しないと思っていたい人です。
あなたの業界では何千ものプロバイダーがいて
お互い激しく競争していたとしても、
あなたには、テーブル(あなたの行動)の上に
差し出す(示す)「個性」があるのです。
さぁ、人脈構築にフォーカスしましょう、
そして買いたい(buy)とは思っていない人々に
(Buy or Good-bye:買うかバイバイかという)
ボールを投げ続ける代わりに、
生涯に渡る人間関係と、
生涯に渡って有益なビジネスを
構築しましょう、今日から。
本物であることは、
安っぽいとか受動的であることとは無関係です。
それに、あなたは「We are the World」と
歌う必要もなければ、
手を繋ぐ必要もありません。
あなたが「本物」だということは、
テーブルにどんな「個性」を出すかということに
フォーカスすることを意味します。
それは、あなたの業界において、
あなたを他の人から引き離すことです。
あなたが本物ならば、
競争が生じる事がありません。
私は、あなたが
他の人々のように動き、
他の人々のように話し、
あらゆる人々に売れと言われたことを
知っています。
しかし、全てを忘れて、
あなた自身をUnMarketに向けて
出発させる時なのです。
(つづく)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
*私が思うに、このフレーズは
一人の広告代理店の営業マンによって
作られたのではないだろうか。
素晴らしい!
**2020年にこれを読んでいる人々のために、
「新聞」というものは、始めの頃は
子供によって、その後は午前4時頃に
薄気味悪い男の運転するバンによって
各家に届けられたものです。
新聞の各ページには、
少量の記事と広告がありました。
本当です、怪しいって?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ビジネスによって人脈を構築するのではなく、
人脈からビジネスをしろと著者は言っているのだ。
それは、イコール、
「コールド・コーリング」(見知らぬ人に
電話してアポイントを取ったり、
飛び込み訪問すること)とは対極にあるということだ。
あなたのビジネスにおいて、
生涯に渡ってリピートし、
繰り返し新たな顧客を紹介してくれる、
そんな理想的な顧客を
どうやって獲得し維持し続けるのか、
それをこの本、「UNMARKETING」から
少しずつ紹介していこう。
by ウルフペンギン