<パトリック・レドモンド>
バルセロナの
“The Baja Beach Club”(バジャ・ビーチ・クラブ)では、
常連客にチップを埋め込んでいます。
英国のBBCのリポーターはクラブへ行って、
彼自身が埋め込んでもらっていました。
彼が言うには、
それはまるで腕に注射をするみたいだということです。
店のスタッフは彼の腕を消毒剤でちょっとこすって、
彼にチップを入れたのです。
それはかなり小さく、それほど痛くもなかったということです。
そして、彼が店で何かをオーダーする時は、
いつでもちょっと腕を動かしたと、言っていました。
バーの上のリーダー(読み取り機)は、
彼の腕に埋め込まれたチップの信号を読み取り、
彼の預金口座に残高があれば、
そこから代金を引き落とすのです。
The Royal Academy of Engineering(王立技術科学院)の
Nigel Gilbert(ナイジェル・ギルバート)は、
2011年までには、車内からだろうが、携帯電話からだろうが、
Googleにアクセスさえすれば、衣類に付けたにチップ、
もしくは体内に埋め込んだチップによって、
いつでも特定の誰かがどこにいるかを
知ることができるだろうと、言っていました。
チップは、ますます洗練されたようになっています。
正確なタイミングで正しい量の薬を体内で放出する、
マイクロチップが開発されたと、
Nature Magazine(ネイチャー・マガジン)は、
最近報告しました。
あなたが毎日錠剤を飲まなくてもいいように、
チップをあなたの体内に入れて、
薬を放出することができるのです。
現在開発されているものでは、最高140日間持続します。
これだと、あなたは毎日の投薬の代わりに、
1年に3回チップを埋め込まなければなりませんが、
その結果毎日自動的に薬を体内で放出してくれるのです。
我々は、多分近い将来、こういったことについて
もっと聞かされるようになるでしょう。
(つづく)
翻訳:ネコペンギン