映画「アンノウン」を観た。


主演は、渋い中年役者、リーアム・ニーソン。

相手役に、ダイアン・クルーガー。


この映画で、ユルゲンという

元東ドイツの秘密警察出身の探偵役を

スイス生まれでドイツ育ちの俳優、

ブルーノ・ガンツが演じていた。


彼を知ったのは、2004年の映画、

『ヒトラー~最後の12日間~』で

あのアドルフ・ヒットラーを演じていたのを

観たときだった。

ヒトラー ~最期の12日間~ スペシャル・エディション [DVD]/ブルーノ・ガンツ,アレクサンドラ・マリア・ララ,トーマス・クレッチマン
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帰り際、とあるJRの駅の構内で、

古本を売っていた。


掘り出し物はないかと、見ていたら、

1979年出版の、推理小説家の檜山良昭が

ヒトラーの奇襲―暗号の名は「バルバロッサ」 (1979年)/桧山 良昭

¥1,260
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30年以上も前に書いたノンフィクションで、

有名な対ソ戦争作戦のことを調べてまとめた

内容だった。


初版で500円だったので、即購入。


ヒットラー繋がりだ!


次に、

TUTAYAで、3本の安売りDVDを購入。

(3本3千円!)


その中の1枚が、

2001年公開の『マジェスティック』という映画だ。


マジェスティック [DVD]/ジム・キャリー,マーティン・ランドー,ローリー・ホールデン
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この映画、映画館でも観たことがなく、

主演があのジム・キャリーで、

共演者に、マーティン・ランドー

(初期の「スパイ大作戦」のレギュラー)の名前が

あったので購入を決めたに過ぎない。


この映画、戦後間もない頃、

アメリカのハリウッドで吹き荒れた「赤狩り」に

巻き込まれた一人の若き脚本家、

ピーターの話だ。

それを、ジム・キャリーが演じている。


彼は、いわゆるB級映画の脚本家なのだが、

昔、大学でナンパ目的で参加したある集会の

運営組織のバックが共産党員だった

ということで「赤狩り」の対象となる。


ジム・キャリー扮するピーターは、

次の作品も制作が中止となり、

意気消沈し、当てもなく海岸をドライブ中に

飛びだした動物(狸か何か)を避けようとして

橋の欄干にぶつかってしまうが、

折悪く振りだした雨にタイヤがスリップし、

結局は橋の上から車ごと河に落ちてしまう。


そして、気を失い、流されて辿り着いた浜辺で

助けられたのだが、それが「ローソン」という名前の

町で、彼は「マジェスティック」という名前の映画館を

経営していた、マーティン・ランドー扮する男の

息子ルークにそっくりだったのだ。


記憶は失くしていたピーターは、

そこでルークとして第二の人生をスタートさせる。

本当のルークは、ヨーロッパ戦線で戦死したらしく

「ローソン」の町の若者の多くが戦死したり、

負傷して帰還していたりして、町全体が

暗い雰囲気で包まれていた。


ピーターは、そこでルークとして

映画館「マジェスティック」の再建を町民に呼びかけ

町に活気を取り戻す。


が、いつしか、彼も記憶を取り戻し、

海岸に流れ着いた彼の車も発見される。

そしてFBIに見つかり、

裁判へ出廷させれることになる。


その裁判所での彼の答弁が秀逸で、

おかげで彼は無罪放免となり、

また「ローソン」に帰ってくるという結末だ。


さて、実は「アンノウン」でも主人公の

植物学者、マーティン・ハリス博士役を演じている

リーアム・ニーソンは、ベルリンで乗っていた

タクシーごと橋の欄干から河に落ちてしまう。


運転手(これがダイアン・クルーガー)が

前方を走っていたトラックの荷台から大きな荷物が

落下し、オートバイが転倒しぶつかってきたので

ハンドルを切ったところ、橋から落ちたのだ。


おかげで、ハリス博士は意識不明で

入院してしまう。


車ごと橋から河に転落繋がりだ!


おまけに、記憶喪失繋がりだ!


「アンノウン」では、産業スパイが

黒幕なのだが、

「マジェスティック」の親父ハリー・トリンブル役、

マーティン・ランドーは、あの「スパイ大作戦」の

ローラン・ハンド役で有名だ。


日本での吹き替えは、納谷 悟朗。

「マジェスティック」のマーティン・ランドーの

吹き替えも同じ、納谷 悟朗だった!


ということで、スパイ繋がりだ!


さて、3枚購入したDVDのもう一枚は、

「ザ・コンタクト」という2002年の映画だ。


ザ・コンタクト [DVD]/ウィリアム・シャトナー,ダン・ゴーシャ,エイミー・アッカー
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事故で墜落した円盤に乗っていた宇宙人を

捕獲した空軍将校が、上司にも内密にして

その生き残った宇宙人の依頼で新たな

宇宙船を作ってやって元の星へ帰してやるという

お話だ。


B級SFなのだが、監督と主演が

ウイリアム・シャトナー。


そう、あの「スタートレック」初期シリーズの

カーク船長役の俳優だ。


今回購入したDVDの日本語吹き替えは、

声優の矢島正明がやっており、

テレビでの「宇宙大作戦(スタートレック)」当時の

カーク船長の吹き替えと同じ声優だった!


さて、先ほどのマーティン・ランドーだが、

「スパイ大作戦」のローラン・ハンド役の

オファーが来た時、ほぼ同時に別の役の

依頼があったのを断って、

「スパイ大作戦」への出演を承諾していた。


その断った役というのが、

「宇宙大作戦(スタートレック)」の

ミスター・スポックの役だったのだ!


そして、マーティン・ランドーの代わりに

ミスター・スポック役を演じることになったのが、

御存じ、レナード・ニモイだ。


おまけに、レナード・ニモイは、後に

「スパイ大作戦」の第4シーズン&第5シーズンで

グレート・パリス役でレギュラー入りしている。


ついでに、このレナード・ニモイは

二度結婚しているのだが、

1988年に再婚した相手が女優のスーザン・ベイ。


実は、彼女、マイケル・ベイ監督のいとこ。


今回、購入した安売りにDVDの三枚目が

2005年の映画『アイランド』。

御存じ、マイケル・ベイ監督のヒット作。


アイランド 特別版 [DVD]/ユアン・マクレガー,スカーレット・ヨハンソン,ジャイモン・フンスー
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この映画でユアン・マクレガー演じる

リンカーン・6・エコーは、毎晩悪夢にうなされ

結局自分がクローンだと知り、

囚われていた施設から脱出し、

クローンの元の本人に会いに行くのだが、

クローンゆえ作られた記憶と現実のギャップに

悩むシーンがある。


それこそ、まさに映画「アンノウン」で

リーアム・ニーソン演じる主人公の

マーティン・ハリス博士としての

記憶と周囲の反応という現実との

ギャップに悩む姿にオーバーラップする。


作られた記憶繋がり!


シンクロしっぱなしの一日だった!!

書いた、『暗号名は「バルバロッサ」』

という本を見つけた。