当然、「Web 1.0」があっての「Web 2.0」だ。


「Web 1.0」とは、Webサイト(ホームページ)や

メルマガなどで、基本的に一方通行の

情報発信のことだ。


マーケティングでは、

「アウトバウンド・マーケティング」に分類される。

別名「プッシュ・セールス」だ。

今や、「Web 1.0」だけに頼っている企業は

ほとんどないと言っていいだろう。


時代は目まぐるしく変化し続け、

顧客の嗜好も要求もリアルタイムに変化していくからだ。


Webユーザーたちが、その日その時の目的によって、

インターネットの使い方を変えていた方法を

抜本的に変え始めたときが、

「Web 2.0」の始まりだったと言えるだろう。


「Web 2.0」の主なキィーワードには、

業務や作業の「共有」、「創造性」、「分割」、

「社会性」や、さらなる「機能性」

といったものが含まれていた。


更なる機能のいくつかは、

「ピア・トゥ・ピア」によるファイルの共有を利用したもので、

様々なソーシャル・マーケティング・サイトにおける、

より簡単なコミュニケーションとネットワーク構築や、

動画共有、及びブログといったものだ。


「ウェブ・ディレクトリ」は、

「ソーシャルなタグ付け」に進化した。

「個人のウェブサイト」は、

「ブログ」にシフトした。

そして、「百科事典のオンライン版」は

ご存知、「ウィキペディア」に変化した。


「Web 2.0」の世界では、

ソーシャル・ネットワーク上でコラボレーションし

情報を共有することで、

比較的素早くトレンドを形成することが容易になった。

(企業は、お金や時間をかけなくても

比較的短期間で、製品やサービスの評判を

広げることが出来るようになった)


これは、マーケティングでは、

「インバウンド・マーケティング」と言われ、

別名「プル・セールス」のことだ。


「Web 2.0」のマーケティングの優位性として、

4つの重要な構成要素が挙げられる。


1.ソーシャル・ネットワーク


2.ソーシャル・メディア


3.ユーザー作成のコンテンツ


4.ソーシャル・ニュース&ブックマーキング


次回、これらの四つの要素について

概略を紹介してから、「Web 2.0」の限界について

掘り下げていきたい。


(つづく)