良く知られている例え話を二つ。


1.木の枝に雀が五羽とまっていた。

その内の一羽を狙って一人の男が

ピストルで撃った。

後には何羽残っている?


答え:ゼロ

残りの雀はピストルの音と仲間の異常で

とっさに飛び立ったから。


2.塀の上に雀が五羽とまっていた。

そこへ忍び足で一匹の猫が近づいてきた。

塀の上にとまっていた雀の内の一羽が

近づいてくる猫に気が付いて

飛んで逃げようと思った。

後には何羽残っている?


答え:五羽

飛び立とうと思っただけでは

実際に飛び立っていないから。



では、今度はある男性についてのお話。


誰かがある男に、

「君がやろうとしていることは絶対無理だ」

と言った。

男は、黙って微笑むだけだった。

別の誰かがこう言った。

「そんなことをしたって時間の無駄だ、成功しないよ」

男は、黙って微笑むだけだった。


さらに別の誰かが男にこう言った。

「いくら頑張ったって、出来っこないよ」

そこで、男はこう答えた。

「やってみるまで分からないよ」

そして、微笑みながらまたチャレンジを続けた。


それからしばらくたって、

また別の誰かが男に言った。

「今まで誰も成功していない。やるだけ無駄だ」

男は、歌を口ずさみながら

ただチャレンジを続けた。


さらに月日が経った頃、

見知ぬ誰かが男に声をかけた。

「そんなことはできっこない」

男は、黙って微笑んでは

その「できっこない」ことを続けた。


そして、それを実現させた。



「やろうと思う」ということと、

「やっている」ことは全く別のことだ。


大事なことは、

「今やっていること」だ。

間違っても

「今やっていない」ことではない。


「できっこない」ことは、

実は、「できるまで」やれば「できる」のだ。


人生で一回ぐらいは

「できっこない」ことにチャレンジしてみよう。

出来れば、

大好きな歌でも口ずさみながら。