朝一から乗馬クラブへ。
微妙な天候で、車のフロントガラスに、テキューンって
雨粒が。
ケロケロ、今日だけはお願いです。
良馬場でやらせてください。
多分コンディションが悪くなると、ねずみ色君も
いつものよい感じが発揮できないかもしれないから。
で、なんとか曇りのまま、いけそうな感じ。
早々と馬装し、騎乗。
んー。
ちょっと昨日の感じがないなあ・・・。ヤバイ。
時間は刻々と経過していきます。時計ばっかり見てあせる私。
これ以上は、ねずみ色のプレッシャーになるだけかも。
まあでもしょうがない。
今ある状態の中で最高の演技に
なるようには、乗ってみよう。
審判(イケメン)が、
「準備できたら、合図をください。音楽かけますから」と告げられ、
発進のタイミングを自分で見定めます。
ぐーるんぐーるん。
とりあえず、ねずみ色は落ち着いてるぞ。
ちょっとギア抜けたみたいになるかもしれんが、精一杯やってみよう。
右手を
シュッ。
と挙げました。
ほんとうは、自身まんまんで挙げるはずだった右手。
同時に流れる、入場の曲。
じゃー行くか。
ねずみ色、あんたは前に出たくないかもしれないけど、
オレはとっても前に行きたいぞ。
入場してから、退場するまで
オレはずっとずっと前に出ることをあきらめないからね。
馬場の外、見てみろよ。
朝から観にきてくれてる人たちもいるんだから、
今日は、絶対あきらめないからね。
だから、途中からでもいい。
もしよかったら、一緒についてきてちょうだいね。
で、相撲で言うところの、時間いっぱいとなり、
スタート。
ドッドッドッドッ。
・・・行けるじゃん。
なんじゃそりゃ。
よーし、いけるぞー。
ねずみ色、もうそのまま。調子下げるなよ。
うぉりやああ
入場だあーー。 <続く>