丸の内線の車内広告を眺めていました。

「好きとありがとうはどっちも告白だと思う。メルシャンのバレンタイン」
チョコレートとともにメルシャンのワインが3本掲載されています。

文字通り、メルシャンの広告ですが、ブランドイメージが低下しないのでしょうか。メルシャンといえば、国内有数のワイナリー。
もともと安っぽいイメージがありましたが、最近ではフランス産のものに匹敵するような高級銘柄も揃えるなど、イメージも他の国内ワイナリーとは一線を画しています。だから、ブランド指向でこのままワインブームの陰りを乗り切って欲しいところです。

自らの安いワインのコンプレックスに半ば惑わされ、払拭するために打った広告で、かえって消費者に安ワインの印象を与えてしまったた格好でしょう。広告媒体の主体は消費者ですから、広告を発する側は自分の立ち位置を客観的に把握しておく必要があるということだと思います。