多くの人がそう言うのを聞くけど、自分も、大人になるに従って苦手な食べ物は減っていった。それって、自分という人間が、ある意味進歩しているとも言えるけれど、鈍感になっているとも言えるかもしれないと思っていた。ところが最近になって、気づいたのは、例えば自宅でカレーを食べるときに、ステンレスのスプーンを使うことがいやになってきた。皿とスプーンが擦れる音が不快でたまらない。子供のころに黒板をひっかく音がいやだという感じに似ている。年と共に敏感になる面もあるのかな?なので今は、プラスティックやレンゲを使っている。