【No.11】
補助金コンサルタントの菅野です。
本日は、補助金にまつわるメリットはよく聞くけど自社、私も該当するの?
といった疑問に答えていこうと思います。
結論は「必ずしも全員が該当するわけではない」です。
補助金活用を考えている方、投資を計画している方
は以下を参考に補助金を活用すべきかご検討ください。
補助金の基礎知識
まず、ご自身が補助金を使うべきかを判断するうえで
補助金の基礎知識がないと判断できないので、簡潔にお伝えいたします。
補助金は、今後行う事業計画において
投資する金額の一部を補助するというものです。
【 時期 】
すでに行っている、すぐに行う必要があるものには使えません。
交付決定という通知を受けてからスタート(発注)することができます。
【 資金 】
自己資金や融資を受け、いったん自社で費用を工面する必要があります。
支払記録などのエビデンスや報告書を提出し、認められることで入金されます。
【 補助金額 】
各補助金により上限金額と補助率が異なります。
申請する類型や、従業員数により区分けされていることが多いです。
また、最近では国が熱心に進めている”賃上げ”で優遇されるものも多いです。
補助金を使うべきかどうか
では、どのような方には適していないのでしょうか?
まず、先ほどの説明に当てはめて考えます。
【 時期 】
交付決定をもらえるまでスタートできないため
既に発注(契約)してしまった方は使えません。
一刻も早く導入する必要がある方も勧められません。
”ものづくり補助金”だと公募〆切から約3か月
”事業再構築補助金”だと公募〆切から約5か月
くらいかかりスタートできると思ってください。
【 資金 】
補助金は後払いです。
補助金をもらってから、発注先への支払はできません。
※厳密には概算払い請求という方法ができる補助金もありますが割愛します
そのため必要経費全額を用意できない方は使えません。
融資を受けられるか分からない方は勧められません。
【 補助金額 】
補助金は必要経費全額出るものはなく、
1/2や2/3、4/5など一部が補助されます。
自己負担が発生してまでやる必要のない方は使わないでください。
例)補助金上限1000万円、補助率1/2 の企業
2,000万円の投資を行うことで、満額の1,000万円もらうことができます。
1,000万円の投資の場合は500万円です。
200万円の投資の場合は100万円ですね。
ここからさらに踏み込んでいきます。
【 労力 】
補助金は助成金と異なり、要件を満たしたからといって
必ずもらえるものではありません。
いろんな補助金がありますが、補助金額が大きいものほど
制度が複雑で理解するのも大変です。
申請書類や報告書などの作成難易度も比例してあがります。
そのため、上限金額1,000万円の補助金に対して100万円しか
もらえない投資内容であれば、作業難易度が高いのにもらえる額は小さく
手間ばかり増えてしまい後悔することになります。
事業計画を立てる、PCスキルが苦手だけど
コンサルなどに頼むのは嫌だという方も勧められません。
どんな企業、人なら補助金を使うべき?
【時期】や【資金】に関しては白黒はっきり判断できると思います。
問題は【労力】にあげたことです。
例えば、300万円の厨房設備を導入したい小規模事業者がいます。
その方はものづくり補助金を使うことを検討しています。
補助率が2/3だとすると200万円もらうことができます。
ただ、私であれば200万円のためにものづくり補助金は勧められません。
補助金をもらうまでの手間、もらった後6年間にわたる報告
利用方法の制限などがあるからです。
もっと簡単な持続化補助金などより手軽なものをお勧めします。
仮に1,500万円投資に対し1,000万円なら頑張る価値があると思っています。
私のもとへ相談に来られる方には、上限金額に近い補助金を勧めます。
もちろん金額ありきではなく、補助金の主旨に該当できているか
ということが前提になります。
おわりに
本日は「補助金を使うべきではない人」についてお話しさせていただきました。
最も大切なことは
補助金ありきではなく、自社に本当に必要かどうかを検討してください。
その延長線上に補助金を使える要件が揃っているのであれば
労力と天秤にかけ判断してみてください。
今日もだれか1人でも参考になった方がいれば幸いです。
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