今朝のTVで、原発の下請け企業の”被ばく隠し”が報道されていました。
この被ばく隠しは、福島原発事故以前から行われていたのですが、現在も、まだしているとは、、、

TVや新聞を読まないので、このTVで報じられた記事をWEB検索してメモします。

これですね、関連の記事は:
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120722-OYT1T00286.htm
被曝隠し、9人・約3時間…下請け社長認める
東京電力福島第一原発事故の復旧現場で、被曝ひばく線量を低く装うため、作業員の線量計が細工されていたとされる問題で、作業員を雇っていた下請けの建設会社「ビルドアップ」(福島県浪江町)の和田孝社長(57)が21日、読売新聞の取材に対し、担当役員が、鉛製のカバーで線量計を覆い、作業員9人を約3時間働かせていたと認めたことを明らかにした。
 和田社長が21日、現場を指揮する役員と電話で連絡を取り、事情を聞いた。和田社長によると、役員は「事前に現場に行った時、APD(線量計)の警報音の速さに驚き、被曝低減の措置として鉛防御のイメージが頭に浮かんだ」と話し、鉛製のカバーを使用したことを認めた。作業員は「役員の指示を受け、4人ぐらいでカバーを作った」と社長に話しているという。
 (2012年7月22日10時08分  読売新聞)

さて他に、さらに突っ込んだ記事はないかと、見てみると、

http://www.asahi.com/national/update/0806/TKY201208060009.html
被曝隠し「以前から」証言続々 車内に放置や預かり役も

東京電力福島第一原発で働く30代男性は今年5月、原発構内の免震重要棟の駐車場に止めたワゴン車の後部座席に約20組の「3点セット」を見つけた。その日の被曝(ひばく)線量を表示する線量計「APD」、長期間の累積線量を測るバッジ型線量計、そして作業員の身分証がひとくくりに束ねられていた。3時間後にのぞいてもそのままだった。被曝線量の限度を超えたら原発で働けなくなるため、線量計を残して現場へ向かったと確信した。その後も同じ光景を5回ほど見たという。

【特別報道部から】原発で働いた経験のある方から労働の実態について情報を求めます
 40代男性は3~4月、同じ駐車場で特定の車の中に10組以上置かれているのを10回ほど見た。別の車内で見かけたこともある。

 東電は被曝隠しについて「把握したことはない」としてきたが、今月3日に下請け作業員がAPDをつけないで働いたと発表。過去に同様の事例があったと記者会見で認め、調査に乗り出す方針を明らかにした。

 鉛カバーによる被曝隠しを報道した後、原発で働いた人の体験談が相次いで寄せられ、10人以上が取材に応じた。その証言から、昨年の原発事故の前から各地で被曝隠しが横行していた実態が見えてきた。(青木美希)
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さらに、下請けでなく、単に、"被ばく隠し"で検索すると、放射線影響研究所の話に出っくわし、読んで、またまた怒りが湧いてきました。(これについては次のブログに書きましょう。