その後この本は書棚におき、福島第一原発による被爆問題、チェルノブイリ他の原発事故の実態を勉強してきましたが、久し振りにこの本をもう一度読んでいるので、ブログ日付を現在に変更しました。


気になるところは、次ですね。


第三章 放射能汚染から身を守るには

・解明されつつある低レベル被曝の危険性


この中の、被爆の低線量に関しての次の5つの言葉です。


・ホルミシス効果

・LNT仮説

・バイノミナル効果

・バイスタンダード効果

・ゲノム不安定性


これを、別のブログで追跡しようかと。


---------2011年12月10日に記述------------------------------

6月1日発行のこの本、昨日買って即読了。(なお、同じ著者から、7月15日には、「原発はいらない」が発行されているんですね。)


原発のウソ (扶桑社新書)
小出 裕章
扶桑社
売り上げランキング: 1205

このような本は、読み流しではすまされないので、こうしてメモして、再読予定。


原発のウソ(小出裕章著)


目次

まえがき

・起きてしまった過去は変えられないが、未来は変えられる

第一章 福島第一原発はこれからどうなるのか


・奇妙な「楽観ムード」が広がっている

・原子炉は本当に冷却できているのか?

・「崩壊熱」による燃料棒の損傷

・炉心は核燃料が解けるほどの高温になっていた

・今後起こりうる最悪のシナリオ

・チェルノブイリに続く、新たな「地球被曝」の危険性

・悪化する作業員の被曝環境

・水棺方式に疑問あり

・「進むも地獄、退くも地獄」の膠着状態

・再臨界は起きたのか?

 クロル38

・政府と東京電力は、生データをすべて開示すべき

・レベル7とはどういう事故なのか

・「首都モスクワの中心部に建てても安全」と言われていた原発が大事故に

・今も残る「放射能の墓場」

・1000あまりの村々が廃墟に

・「チェルノブイリの10分の1」と安心はできない


第二章 「放射能」とはどういうものか


・放射能は知覚できない

・キュリー夫人も「被曝」で亡くなった

・放射線が人間のDNAを破壊する

・JCO臨界事故の悲劇

・細胞が再生されず、人間の身体が壊れて行く

・放射線のエネルギーはものすごい

・福島第一原発からどのような放射能が出ているか

・骨をむしばむストロンチウム、「最凶の毒物」プルトニウム

・すでに原爆80発分の放射能が拡散している


第三章 放射能汚染から身を守るには


・「安全な被曝」は存在しない

・解明されつつある低レベル被曝の危険性

・風と雨が汚染を拡大する

・被曝から身を守る方法

・情報ルートを開拓する

・「現実の汚染にあわせて」引き上げられた被曝限度量

・子どもに20倍の被曝を受けさせてはならない

・「放射能の墓場」を原発付近につくるしかない/汚染された農地の再生は可能か/若ければ若いほど死ぬ確率が高くなる/被害を福島の人たちだけに押し付けてはならない


第四章 原発の”常識”は非常識


・原発が生み出した「死の灰」はヒロシマ原発の80万発分

・国も電力会社も危険だということはよく分かっていた

・電力会社が責任をとらないシステム

・結局、事故の補償をするのは国民自身!?

・原発を造れば造るほど儲かる電力会社

・原発のコストは安くない

・大量の二酸化炭素を出す原子力産業

・JAROの裁定を無視して続けられた「エコ」CM/地球を温め続ける原発


第五章 原子力は「未来のエネルギー」か?


・「資源枯渇の恐怖」が原発を推進してきた

・石油より先にウランが枯渇する!?

・核燃料サイクル計画は破綻している

・破綻確実の高速増殖炉「もんじゅ」

・プルサーマルはこうして始まった

・「プルトニウム消費のために原発を造る」という悪循環


第六章 地震列島・日本に原発を建ててはいけない


・地震地帯に原発を建てているのは日本だけ

・「発電所の全所停電は絶対に起こらない」ということになっていた

・多くの原発が非常用電源を配備できていない

・「地震の巣」の真上に建つ浜岡原発

・瀬戸内の自然を破壊する上関原発

・原発100年分の「死の灰」をため込む六ヶ所再処理工場

・再処理工場は放射能を「計画的」に放出する

・放射能を薄めずにそのまま放出/「もんじゅ」で事故が起きたら即破局


第七章 原子力に未来はない


・原子力時代は末期状態

・先進国では原発離れが加速

・日本の原発は「コピー製品」

・「原子力後進国ニッポン」が原発を輸出する悲喜劇

・原発を止めても困らない

・電力消費のピークは真夏の数日間にすぎない

・廃炉にしても大量に残る「負の遺産」

・100万年の管理が必要な高レベル放射性廃棄物

・「核のゴミ」は誰にも管理できない

・何よりも必要なのはエネルギー消費を抑えること