5月28日、東日本大震災の被災地へボランティアバスで行った先は、石巻市北上町。
数件の家の庭の瓦礫の撤去作業。
ボランティアの総数は39人。
それを6人が一つの班になり、全部で6班だったか??
午前9時過ぎに現地到着、午後4時まで、10分前後の休憩を1時間おきに取りながらの作業。
さて、昼食の時、JR横浜駅でボラバスに乗る前に買ったサンドイッチとお握りをバスに置いてきてしまってそのバスを探しに行ったら、バスがない。
え!
と、その瞬間、昼抜きで瓦礫撤去作業を午後やりぬくことを覚悟してました。
一緒に来た誰にも言えませんよね。
とは言え、そう覚悟を決めたものの、瓦礫ばかりの周辺を歩いていたら、
信じられないことに、”営業してます”という張り紙。
店の名前は、”栄屋食堂”です。
昼食の時間帯なのに、この地区は人が見当たりません。半信半疑でお店の入ったらお客がいません。
でも、お店やっていました。
瓦礫撤去作業で私は泥だらけ。 坐ると椅子は泥だらけになるので、椅子に座っていいですかと尋ねたら、「だって、作業してくれているんでしょ。」と。 でも、そうは言ってくれましたが、泥だらけの雨合羽を脱ぎ、椅子に座りました。
で、次に気になったのは、土地の部外者を客として歓迎するかでした。 だって、現場はなにもかも物資が足りないのですから。
そしたら、「ご覧の通り、まわりには誰もいないんです、、、、」
私は、好物のタンメンを頼み、それから餃子も追加しました。
おいしくて、おいしくて、しょうがありませんでした。
「いつからお店を再開したんですか?」
え、何を訊いているのかと、きょとん。 で、もう一度、大きな声でゆっくり尋ねました。
すると、何と今週の月曜あたりからだそうです。
お店の中は、綺麗になっていたので、ここまで津波はてっきり来てないのかなと思いましたが、とんでもありませんでした!
さて、お店を出るまで、客は私一人でした。 でもお店を出る直前に出前の電話が鳴ってっていました。
私は、、、、、この店にまた来たいと思いました。
このお店の住所と電話番号は下記です。
住所 〒986-0202 宮城県石巻市北上町橋浦大須73
TEL 0225-67-2762