丁度3年前、2006年5月、始めて中国を一人で行こうと思い立ち、どこにしようか散々迷ったあげく、北京に4泊5日の格安パックに行ったことがあります。

北京での現地の日程は全部自由行動で、北京を路地から路地をひたすら一人で歩き回ってきました。 


その時の旅の第一日目、、、



今回の旅は「とくとくフリー北京」というパック。

フライトは、成田発14:55発、北京着17:30着(日本時間18:30)の中国国際航空CA926便。3割から4割が空席。乗客の大半は中国人。

スチュワーデスは皆中国人で飲み物や食事を中国語で尋ね、機内から早速中国圏。

コーヒーを「カフェイ」と発音したら通じた。食事はビーフとチキンの2種類のみのようで、これは「Chicken」と英語で言うと通じた。

そこで、この瞬間に中国語がわからなければ英語で通すというサバイバル作戦を思いつく。例え英語が通じなくても北京の人は英語を話す人の方に一目おきそうだからだ。(この作戦はその後とても効を奏した。日系アメリカ人になりすませば良いのだ。)

北京首都国際空港に着き税関を過ぎると、現地係員(北京出身の女性)のお出迎え。 客は私ひとり。


市内のホテルまで約40分程。黒塗りのリムジンの中で日本語でガイド説明してくれるのを聞いてうちにやがて市内に入り、右側に城楼と城壁が見え、6時半頃にホテルに着く。


ホテルは哈徳門飯店(Bejing Hademen Hotel)という3星のホテル。フロントで現地係員と別れ、チェックインし、4階にあがり薄暗い廊下をずっと奥まで歩いた突き当たりが、私の部屋。


部屋は比較的狭く、窓から見えるのは薄暗がりにホテル隣の大きな建設作業現場ばかり。


時間はまだ午後7時頃


こんな部屋で時間を潰すわけにも行かず、リムジンから見えた城楼と城壁を見ようと暗くなった外に出た。


ホテルはちょうど五叉路の一角にあり、あてずっぽで暗い道を戦々恐々と歩いていくと北京站(北京駅)に着いてしまった。人々の出入りは多いが、周辺は薄暗い。 休憩も兼ねて入り口近くの店に入り、ワンタンスープを何とか注文。


さて、帰りは同じ道ではもったいないと、北京站の先の広い道を右に右に歩く。


ところが、歩き続けると何と歩道が無くなってしまった


で、まずは一服。 数分後、思い切って車道の端に出ると、すぐ先にまた歩道が見えた。


そこで、なんとあの城楼が目に飛び込んだ。


城楼(正式には北京城東南角楼)の後は、城壁が延々と続き、一帯は公園になっている。 時折、ぶらぶら散歩する人も出てきてほっとする。


ようやくホテルに帰って地図を見ると、なんと暗闇で歩いた距離は四キロ強


でもまだ午後9時半。 寝るには早いと、今度は、ホテルの向かいの雑踏に出た!