後輩
はじめから 年下だなんて思えなかった
背が高くて みんながカッコイイって言ってた
あたしのこと 先輩って呼ばなくて
毎日会うたびにスキだなんて平気なカオして言う
ホッペにCHUなんていつものことで
怒ったって聞こえないフリで
みんなにお似合いだなんて言われて
ちょーしに乗んなって思った
初めて会った頃よりもまた背が少し伸びて
肩幅が広くなって 腕が太くなって
どんどん男っぽくなっていく彼に
後ろから抱きしめられる腕の中は居心地が良くて
ずうっとこのままでいたいなんてバカなこと考えて
ジョーダンぽくかわす
付き合わされた帰り道
誰もいない駅のホームで電車を待って
いつもみたいにギュってされたと思ったら
いつもと違うKISS
声も出ないあたしをまたうれしそうに抱きしめる
ちょっぴり勝ちほこったカオがくやしくて
本気かジョーダンかわかんなくて
傷つくのがイヤだから
怒ったふりして逃げたのかもしれない
年下なんてスキになんかなれない
そんなこと 言ってたんだった
でも
汗を流す真剣な瞳に たまにみせる大人のしぐさに
本当はずっとドキドキしてた
彼と彼女
おそろいのバッグを持った2人
彼女の赤 彼の青
バッグにはキーホルダー
ガラにもなく かわいくゆれていた
友達が 仲がいいねと言った
いつもいつも一緒にいた
みんながあこがれてた2人
時々ケンカもした
あやまるのはいつも彼で
彼の持つ赤いバッグが照れてた
写真にKISSする彼の横顔に
2人のじゃれ合ううしろ姿に
あきれたフリはできたけど
合う度 楽しげな2人に
笑顔向けては失敗した
大好きな2人を
いっぺんになくした私は
どうしようもなく寂しくて
彼らに負けないように
いつも 意地張って強がっていたけど
このどうしようもない思いを
いつも胸の奥にかかえていたけど
私の入るスキマなんて
ほんの1ミリも ないみたいで
彼らに勝てる幸せなんて
得られない ありえない
別のこと 見つけなきゃいけないのに
私だけの幸せ
私だけの大切
私だけのひと
OSANA_NAJIMI
あなたと同じ時間を生きてきた
私の思い出のひとつひとつ
大切な場所にはいつもあなたがいた
4years old 初めての出会い
いつも からかわれては 傷ついてた
6years old 入学式
また同じクラスかよって
私だってゆううつだったわ
7years old 私にとって
初めてのラブレター?あなたからのものだった
8years old 私をかばってくれた
はじめてあなたをやさしいと感じた
9years old いつも遠くで見てた
あなたを見つけると元気になった
12years old となりのクラス
笑い声聞こえるたび 少し寂しかった
13years old 私の好きなヒト
考えたけどあなた以外思いつかなくて
15years old 忘れてもいない教科書
借りに行っては一緒に話した
バレンタインのプレゼントはどうしても
渡せなくて 友達に頼んだりした
卒業式の次の日にもらった第二ボタン
私の手の中光ってた
心の中でくぎりをつけて
別の道を歩くこと決めたけど
16years old 会いたくて会えなくて
駅のホーム いつも探してた
私の隣に別の人が現れたころにやっと
たくさん会えるようになったね
すきってはじめて言ってくれたね
その言葉 何年も夢見てたはずなのに
いつも側にいてくれる人を求めた
18years old 偶然の再会
お互い少し大人になったね
そして2人の間にはもう
昔のような時間が流れることはないと
お互いに気づいていた
背中押されて歩き出した
ふりむくとあなたは少し寂しそうに笑った
背中向けられなくて
後ろむきに歩いて見送った
心の奥で寂しかった
なぜ離れてしまったんだろう
いつから信じられなくなったんだろう
こんなにも近くにいたのに
いつも愛してたのに
