元旦の能登の大震災、被害がこれ以上広がらないことを祈ります。

そして皆様のご無事を願います。

被害にあわれた方への救済が迅速で適切であることも祈ります。

被害があった地方でまだ無事の確認ができない友人もいますが、

今は願う事しかできません。

 

昨日、義実家の玄関を入った途端です。

スマホのアラームが鳴りだし、

居間に入ると挨拶より先に義弟と義母が

「地震!」と。

 

チャンネルをNHKに合わせると、NHKのアナウンサーが

津波の危険を叫んでいました。まだ詳しい震度や震源地など

わかりませんでしたが、女性アナウンサーの声は

本当に人を動かす気迫と危機感が伝わってきました。

 

義実家は横浜で、私はたち歩いていたので揺れが実感

出来ませんでしたが、天井からの照明が揺れていました。

その後ニュースで現地の様子が徐々に明らかになってきました。

避難を叫ばれても高齢者の多い地域ではどのようにすればいいか

「ここで何かあって逃げるって言われても私は無理よ」

と義母が言いました。

実際歩くこともままならない義両親を目の前に、言葉が

見つかりませんでした。

 

その後、主人が主に用意したご馳走を囲んで(私は伊達巻と

黒豆だけ)真ん中に特大のカニを置いて元旦の夕食を

とりました。

 

「災害が起きているのになんだか申し訳ないね」といいながら。

 

でも、今回被害にあわれた方々の多くも、前夜は大晦日の夕食を、

普通に囲んでいたに違いないのです。

もしかしたら帰省してきた息子娘や、孫たちも一緒だったかも

知れません。

今日平和だった私たちの日常も、明日はわかりません。

毎日を大切に生きよう、とまたしても思わずにいられませんでした。

 

特大のカニ(10Lだそうです)、贅沢過ぎると思いましたが、

嬉しそうに頬張る義父の姿、義母の姿。災害の有無にかかわらず、

今回が最後でもおかしくない。今年を一緒に迎えられたこと

感謝です。

 

皆様も温かい三が日をお過ごしください。