ずっと元気だったのに急に弱ってしまった義母

検査で見つかった大腸がん、肺の水、そして血栓ができやすい状態。

いつなにか起きてもおかしくない。それが医師の暗示であり

私を含め家族の理解です。

 

間が悪いことに、明日からグループ旅行を予定していました。

主人が企画しすべて手配しているので、私たちがいないと

旅行がなりたたず、全員が途方にくれます。

 

現地についてしまえば一応私たちの役割は終わるので

なにかあればすぐ帰ってこよう、ということで、

旅行を決行することになりました。

 

前日の今日、義実家に行ってきました。

今日は訪問看護の初日で、昼間医師やヘルパー、ケアマネさん

たちと話したせいか、義母は気持ちがしっかりしていました。

 

主人が、一家の大好物の鰻を買ってきて夕飯。

義母は食膳のビールを小グラスで一杯。これだけは

欠かしません。

 

体は弱っても心は変わらず気ままを楽しむ義母。

義弟が驚くほど細やかにサポートしています。

本来、人の世話を焼くタイプではないのです。

「1年、2年続くなら施設にはいってもらうけど

長い間ではないと思うからやりきろうと思える」

といっています。

 

当面週に一度ペースで主人とは通う予定です。

口が達者な義母をみているとまだしばらくはこのまま

いてくれる、という気がしますが、楽観的すぎるでしょうか。

今日は帰り際に思わず義母を抱きしめてしまいました。

「旅行から帰ったらお土産をもってきますから待っててね」

本当に待っていてほしいと祈るばかりです。