相変わらず昼間の暑さが堪える、、、
週末、義母に会いに義実家に行ってきました。
相変わらず、家の中でも杖が必要で、つかまり立ちの
状態ですが、表情に気力が戻ってきていました。
言葉にも力が入っていて、テイクアウトした夕食のうな重弁当を
3分の1ほどですが食べることが出来ました。
輸血の成果です。
しかしです。困ったことは、気力が戻ると同時に
生来の頑固さも戻ってきまして。
弱っている時にOKしたケアマネとの面談もまた拒否、
義父の根気良い説得でようやく再び承諾したものの、実際
会うとなったらまた手ごわい抵抗が続きそうです。
面白かったのは義父との会話。
私たちが高知のお土産を持って行った事から、
高知の歴史的人物「山内一豊」の話になりまして。
義父曰く「山内一豊は良い馬に出会ったがお金が足りず買えなかった。
それを一豊の妻が嫁に来た時に持ってきた行李の着物を売って
お金を工面し、馬を買わせた」
義母「その馬で手柄をたてられたの?」
義父「いや、それははっきりわからない」
義母「そういういい加減な話はいやね。大体、女学校の時
その話を聞いて、とんでもないと思ったわ。内助の功、なんて
男のために女が自分を犠牲にすることが美談なんて冗談じゃない。
女は女の人生があるんだから」
義父「ついさっきの事は忘れるのに、女学校の頃の話はよく
覚えているもんだね」
そういって義父はしっぽをまいてベッドに戻りました(ほぼ寝たきり)。
昭和7年生まれの義母。戦前の教育の中で少女時代を過ごしましたが、
「男女同権」をその後の勤め先でも貫き、圧力にも意見は
まげなかったそうです。
義母、強いわ。
そこが好きでもある。
このままだと介護も治療も、一度イヤだと言い出したことは
なかなか説得が難しそうです。