前回自然史博物館とブルックリンのダンボについて書きました。
前回の記事はこちら。
父母との死別、早期退職を経て、自分を見つめる暮らし。 (ameblo.jp)
次は今回で一番の遠出となるスタテン島です。
3.スタテン島
スタテン島はマンハッタンとは全く違う、昔のNYの雰囲気がそのまま残る街、
という記事を読んで、行きたいと思っていました。
一方出発前に「自由の女神がみたい」と言っていた友人。
自由の女神行きの観光船はあるけど高いし上陸までしたくもないし。
スタテン島行きのフェリーからは近くで眺められる、ということで、
フェリーに乗りました。
マンハッタン中心地から船の出るサウスフェリー港までは距離があるので、
交通費節約で42丁目の駅から地下鉄1番線に乗りました。
乗り換えなしの終着駅なので、乗り越したり間違えたりの心配もありません。
フェリー乗り場はバッテリーパークという広くて気持ちよい公園を
抜けたところにありました。フェリーは30分に一本は出ています。
驚くのは「無料」だということ
なんでもお金次第のNYで、実にありがたいことです。
乗船時間は30分。
これはおすすめです。
出航するにつれ、マンハッタンのビル街がまた絵葉書のように
遠ざかっていき、友人が見たがっていた自由の女神のそばを通り、
風に吹かれながら水面のきらめきやカモメの飛ぶ姿を眺める。
船は大きく揺れもなかったので船酔いは気配もありませんでした。
(天候次第ですが)
そしていよいよスタテン島に到着。下は公園に設置された
911の慰霊碑。対岸に元ツインタワーがあったメモリアルが
見えます。
港近くは公園に隣接し飲食店とショッピングエリアがありますが、
そこを過ぎると殺風景。坂が多く一本入ると静かな住宅街で、
時折ひなびた小売り店やレストランがあるだけです。
Staten Island Museumという博物館がありますが、
徒歩だと片道30分以上かかるようでした。バスもありましたが、
停留所の位置や路線、時刻を確認するのがめんどくさい、、、
全体の滞在時間を考慮してやめました。
また、港から15分くらい歩いたところにアウトレットがありましたが、
今の円ドルレートでは割安感も望めないので行きませんでした。
結局、市街地をうろうろして、持ってきたサンドイッチを公園で食べて、
またフェリーでもどりました。
マンハッタンとは別世界の「静かなアメリカの暮らし」を垣間見た感じでした。
ただそれだけ、なのに充実した気分になりました。
初めて経験した「これまでと違うNew York」でした。