寒い雨がバシャバシャ、、、今日は一日おこもりになりそうです。

 

睡眠が浅く、夢を見ている時間が長い私。

半分覚めかかった状態でも夢が続いているので、

夢を覚えている確率が高く、夢の話が多くて恐縮です。

 

しかし、今日のは結構強烈でした。

前夫が出てきました。

 

長くなります。

 

私の初婚は36年前、20代後半。

18歳で知り合った7つ上の男性Tさんと、7年の交際後結婚。

義実家で義両親と同居、その7年後離婚。

 

嫌いで離婚したわけではないのです。

彼の音楽や映画、絵画の趣味や、海が大好きだったところ。

私の趣味とまったく同じで二人でたくさん楽しい時間がありました。

服の趣味や見た目も私の好みぴったりで、出会った頃は夢中でした。

でも、義実家からの冷たい扱いや、子供ができなかったこと、

彼が精神を病んで仕事を辞めてしまった事。

決定的だったのは、いつも頼ってくる彼に対し私が

「私が苦しい時は誰に頼ればいいの?」と聞いた時、

彼が「お前は強いから大丈夫だ。俺は違う」と

言った事。これで絶望してしまいました。

 

別居し半年もたたないうちに今の主人と知り合いました。

その後、前夫とは正式に離婚したわけですが、離婚後も

3年くらい、毎朝の通勤電車の中で、前夫の事を思い出しては

泣いていました。それほど離婚は辛かったです。

 

私の父はジャズマンで家に帰らず、結果家庭は崩壊し、

私は通常の家庭生活を知らずに育ちました。

男らしくて、経済的に頼れる男性と結婚して子供をもうけて

主婦としての幸せを手に入れよう。そんな昭和な理想をもっての

離婚でした。

 

しかし、結果として、今の主人は、知り合ってしばらくして

大手企業をやめ、様々なベンチャー企業を転々としましたが

大成はせず、外資勤めの私が大黒柱として長年勤務し、

子供もできませんでした。

 

人を傷つけても自分の幸せを都合よく追いかけたバツのような

気がしています。今の義両親が私に優しいことだけは本当に

運が良いと思います。

 

前夫の事はいまでも好きだと思います。

今の主人とは違う種類の「好き」です。

 

夢の中で私は前夫と再会していました。

長い別離をはさんでの再会です。

お互いへの気持ちは消えていませんでした。

気持ちを抑えられずにぎゅっと抱きしめあいました。

「もう一度やり直そう」と言う前夫の言葉に

私ははっと我に返り、彼とうまくいかなくなった原因を

はじめてまともに彼にぶつけ始めました。

 

彼が無職の間、私が残業して家に遅く帰ると、

義両親と彼だけで夕食をしていて、お前の分はない、と

きっぱり言われたこと。

「お前は強いから悩んでも自分で解決しろ」と言われたこと。

風邪で寝込んだとき、彼に「おかゆを作って」と泣きながら頼んだのに

作ったことないから無理、と言われたこと。

 

明快な言葉でよどみなく、ナイフのように彼にぐさぐさ投げつけて

いきました。

 

いつも寝言がすごい私。きっとその時も寝言を言っていたに

違いありません。目が覚めて隣の現夫をみましたが、

寝込んでいたので聞かれなくて済みました。

 

夢なのに、どうしてこんな現実の1ページのような夢になるのかな。

過去に戻って別の選択をしても、きっと今と同じような人生に

なるのだろうと思いました。

 

今夜は、疲れない夢らしい夢を見たいなあ。