本日、骨髄穿刺の検査を受けてきました。

(長文ご容赦ください)

 

30年近く前、リンパ腫で手術を控えた入院中に一度受けたことがあり、

その時の痛みと屈辱の思い出で、この一週間は気づかぬうちに

イラついたりブルーになったり、と、弱虫この上ない状態でした。滝汗

 

今回検査を受けることになった理由は、昨年一年定期的な血液検査で

白血球の数が基準値を下回っていたため。

その病院では下限値を4000と設定していて、最初は3000台から

昨年冬は2000台前半まで落ち込み、今年初めの検査で3000台まで

戻したものの、血液内科の主治医から「検査しましょう」と言われました。

 

悪あがきで、もう一度検査して4000台に戻っていたら検査キャンセル

希望しようと思い、通っている整形外科で骨粗鬆症の経過を見るため

血液検査を受けようと思ったら、なんと整形外科の血液検査は

半年以上間があかないと保険適用にならないそうです!

 

結局予定通り検査を受けたわけですが。

 

看護師さんに検査室を案内されながらすでに涙目。

処置室に行くと、カーテンに仕切られた処置用ベッドが3つ。

すでに二人のご婦人がそれぞれのベッドを使っていらっしゃいました。

一つ目のベッドに担当医師?の女性と看護師さんが入り、

まさに同じ検査を始めました。

声の感じからしておそらく30-40代の女性。

その一挙一動が丸聞こえです。

 

骨髄穿刺は、腰のあたりの骨に直接針を刺し、髄液の採取と

骨髄の検体を取る2つの種類があります。その方も2種類の

検査を続けてされていました。

 

「皮膚にまず麻酔を打っていきますね」

「麻酔の注射が一番痛いかもしれません」

「ここ、痛くないですか?」

「では、検査用の針を刺していきますね」

 

ギャ~、やめて~


一人目の人は、終わった後に「思ったより痛くなかったです」と。

あれ?そんな感じ?もしかして私も大丈夫かも。

 

終わった後は止血できるまで注射部位に重しを当てて仰向けに

30分横たわります。

 

次のベッドの方はおそらく70代後半から80代の方。

一人目のかたと同じ説明、同じ処置です。

脊椎管狭窄症のため、姿勢を変えるのが辛いとおっしゃっていました。

 

こくこくと自分の番が近づいてくるのにビビって、

トイレに2回行っちゃいました。

 

そしてついに自分の番。

一人目、二人目の方々と全く同じ手順で事が運んでいきます。

 

皮膚麻酔、結構痛い。そして骨の近くまで深く差して麻酔していく。

麻酔が効いたのを確認し、検査用の針に変えましたが、

やだ、痛い。そう言うと、麻酔を追加してくれました。

 

ついにくるぞくるぞ、、、

 

麻酔は骨には効かないのです。そのため、髄液を吸い取るときと

検体を摂取するときに痛みを感じます。検体を取るときは針を

太いものに変えます(あ~ヤダ~)

 

うつぶせのまま手を握りしめ、フーフーと深呼吸、

やがて来るだろう激痛に備えていたのですが、

意外に!!!思ったほどの痛みではありませんでした。

所用時間は20分ほど。30年の間に検査技術や器具が

劇的に進化したのですね!あー良かった。キラキラ

 

私の前に検査した方々は30分でほぼ止血でき、次々帰られましたが

なぜか私は血がうまく止まらず、結局1時間ほどベッドに滞在。

最後は看護師さんが手で圧迫して止血。

 

麻酔が切れたら痛いんだろうとびくびくしながら帰りましたが、

特に痛みはありません。ただ傷口をみたら結構ぶっとい針を刺した

後の穴が開いているので、触ったら痛いかも、、、

 

傷口は濡らしてはいけないのと、血流が盛んになるとまた出血

しかねないので、今日は入浴はパス。

 

結果を聞くのは1か月後です。緊急を要する結果の場合は

医師から電話が来るそうです。

どんな結果になるのかな。。。

 

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私の通う大学病院はコロナ患者を受け入れています。

止血の間、医師が新たな患者さんの個室の確保で院内あちこち

お電話されていました。

医療ひっ迫の現実を垣間見ました。

ワクチンで状況が変わることを祈ります。