夏が駆け足で去っていくような、秋の雨の一日でした。
でも心の中ではまだ夏の海を追いかけています。
うとうとしたい時によく思い浮かべるのも海のイメージ。
パターン1:くらげ
澄んだ青い水の奥から、次々に浮かび上がってくる水くらげ。
半透明の無数の白いかさが、ゆっくり開いたりすぼんだりしながら
徐々に近づいて来ては視界の外へ逃れていきます。
かさを縁取るまつげのように細くてこまかい触手がゆれて、
いつのまにか、うとうと。
パターン2:クジラ
海の中層を泳ぐザトウクジラの母子。
水面からまっすぐに光の矢が何本も降っている中を、
ゆっくりとヒレを動かして泳いでいます。
ときどき体を反転させたりしながら。
背中側は黒く、お腹側は白い。
子供は母親に寄り添っています。
クジラの声が、水の中に木霊します。
声をきいてるうちに、うとうと。
パターン3:リーフィー・シードラゴン
<オーストラリアの西部にのみ生息する、めずらしい
タツノオトシゴの仲間です。ぜんしんにひらひらした
ヒレを持ち、海草にそっくりです!>
リーフィーが、波に揺られる海草の中を、
一緒に揺られながら泳いでいく。
ゆらゆらを眺めているうちに、うとうと。
これらのシーンを思い浮かべながら、「うとうと」が
「ぐっすり」に移行したら大成功なのですが。
どれも、映像で見て素敵だと思ったシーンです。
実際に見てみたいけど、まだ願いはかなっていません。
ちなみに写真は、オーストラリアに住むもう一つの
シードラゴン、「ウィーディーシードラゴン」です。