その日も朝から友人達と遊んでいた。
ファミコンをしたり、プールに行って思いっきりはしゃいだり、夜には花火大会にも行った。
そこで事件は起きたのだ…。
友人達と花火を見て楽しんでいた。
そのうちの1人が、屋台に焼きそばを買ってくると、屋台に買いに行った。
残った友人達とはしゃぎながら、
ドーンドーンと聞こえる綺麗な花火を見ていた。
しばらく経ち…
あれ?
あいつ遅くない?と、焼きそばを買いに行った友人がまだ帰ってこない事に気付き、僕は、みんな待ってて、俺探してくる!
と、僕は探しに向かった。
大勢いる花火大会見物者の人混みをかき分けながら探した。
どの位歩いただろうか…
ずいぶん遠くに来た自分に気づいた。
しかし、見当たらない…。
引き返した。
簡易トイレが見えた。
僕はトイレに向かった。
この辺りは、人が少なく、わりと静かなところだ。
その時だった…。
薄暗い中、若者が数名トイレ付近で何かもめている…
近づいてみると…
探していた友人がそこにいた…
いや、倒れて、泣いていた、焼きそばも地面に散乱していた…。
5人組の中学生だろうか、友人を暴行していた。からまれていたのだ。
その状況を見た瞬間僕は瞬時に体が反応し、近くに置いてあったゴミ箱担ぎ上げ、走って応戦に向かった。
暴行を加えていたのは1人…
そいつにゴミ箱を振りかざした。
ウォォヤメろ~…
中学生は吹き飛んだ。
そのまま馬乗りになりガムシャラに殴り続けた…ウォォォ謝れこのヤロ~と叫びながら殴り続けた。
仲間の中学生達は現場から立ち去っていた。
ふと手を止め、下敷きになっていた中学生をみると気絶し、泡まで吹いていた…。
泣いている友人に大丈夫か…
友人は、焼きそばを買い戻ってくる際に、この中学生達にからまれて、この場まで連れてこられ、お金を取られたあげく、暴行されていた事を話した…。
もう大丈夫だ!さぁ花火を見に戻ろうとした時…
去っていた中学生が警察官を連れてきたのだ…。
警察官達は気を失って倒れている中学生に
近づくと…救急車ぁぁ~と叫び一気に現場が冷め上がった…。
僕は状況経緯を詳しく説明した。
しかし、僕が倒した中学生の状態のほうが危険な状況だったため、救急車に運ばれ病院に向かって行ったのだ。
僕は、パトカーに乗せられ警察署に連行されたのだった…。続く
