上に乗る女
彼女とどこで知り合ったのか、どの程度の付き合いなのか、僕はしらない。ただ、その女は全裸で僕の上に馬乗りになっている。マウントポジション。絶対絶命のピンチ。
僕は下からその女を眺めることになるわけだが、女だということ以外、なにも情報がない。小ぶりの乳房は、乳首が上向きかげんで、若い女のようにみえるが、顔は髪に隠れて、もしくは陰になって見ることができない。
これはどういう状況なのか、と訝っていると、女はおもむろに僕の性器をいじり始めた。するとあれか、僕と君はセックスをしてるわけか? それなら大歓迎だ。自分から上に乗るような女は初めてだし・・・
しかし良く見ると、僕の股間からは変なものがはえてる。性器の形をしたゴムだ。しかも色が白い。良く見ると先端のほうに赤いペンキのようなものがついている。色が色だけに、血のようにも見えるのだが、どちらにしろ、もう乾いていて艶がない。
女はそのゴムをいじりながら、何か思案中らしいのだが・・・
そんな夢を見ました。
僕は下からその女を眺めることになるわけだが、女だということ以外、なにも情報がない。小ぶりの乳房は、乳首が上向きかげんで、若い女のようにみえるが、顔は髪に隠れて、もしくは陰になって見ることができない。
これはどういう状況なのか、と訝っていると、女はおもむろに僕の性器をいじり始めた。するとあれか、僕と君はセックスをしてるわけか? それなら大歓迎だ。自分から上に乗るような女は初めてだし・・・
しかし良く見ると、僕の股間からは変なものがはえてる。性器の形をしたゴムだ。しかも色が白い。良く見ると先端のほうに赤いペンキのようなものがついている。色が色だけに、血のようにも見えるのだが、どちらにしろ、もう乾いていて艶がない。
女はそのゴムをいじりながら、何か思案中らしいのだが・・・
そんな夢を見ました。
追われる男
私はどうやらとんでもない罪を犯したようです。どんな犯罪なのかは、まったく思い出せません。ひょっとしたら冤罪かも知れませんが、それは自分ではわかりません。ただひたすら、逃げなければ、という焦燥感だけが私を支配しています。
私には追っ手がかかりました。追跡者は人間ではありませんでした。ロボットです。それもホリカワ社製のブリキのロボットのような、レトロフューチャーなデザインのロボットです。四角い頭に、四角い胴体、そのわきに可動範囲の狭い板のような腕をつけた姿は、なにかの悪い冗談としか思えません。
しかしそれでいて、彼は優秀な殺人者なのです。手に銃を持って私を追いかけてきます。銃はハンターが使うような、ライフル銃のように見えます。
ロボットはどこか非常に高い場所(丘かビルの上)にいて、常に私を監視し、狙いをさだめているようです。
私は煉瓦造りの街の中を逃げ惑っています。その街はすべて、薄紅色の煉瓦で造られているらしく、遠くから見ると赤一色に見えます。
ふと気づくと、私は一軒の家の前に立っています。その家は煉瓦造りではなく、黒ずんだ古い木造の建物です。その家の脇からはなぜか鉄の棒が一本突き出ていて、それはちょうど私の目の高さくらいです。わたしはその鉄の棒につかまると、逆上がりを始めました。逆上がりは小学校の体育の時間に覚えたものです。地面に足をつけることなく、グルグルと何回も回ります。
どのくらい回った頃でしょうか、家の中から女の人が出てきて私に声をかけました。どうやら私を家の中に誘っているようです。私はその女性に見覚えがあります。かなり近しい人間のようです。母親か、むかし好きだった人か、妻か、イメージがぼんやりとしていて、はっきりとは分かりません。しかし、恰幅がよく、背の低いその姿は、母親が一番近いような気がします。
家に入るとテーブルの上に食事が用意されていました。私は女の人と向かい合ってテーブルにつき、食事をします。どんなメニューだったのかは、憶えていません。
私はあたりを見回して、その家の間取りが立て替えをする前の実家に似ていることに気づきます。すぐ脇にある台所の狭い窓から、明るい光が差し込んできています。窓の外には、目が痛くなるほど青い空と白い入道雲が見え、私は今の季節が夏だということを知ります。
そんな夢をみました。
私には追っ手がかかりました。追跡者は人間ではありませんでした。ロボットです。それもホリカワ社製のブリキのロボットのような、レトロフューチャーなデザインのロボットです。四角い頭に、四角い胴体、そのわきに可動範囲の狭い板のような腕をつけた姿は、なにかの悪い冗談としか思えません。
しかしそれでいて、彼は優秀な殺人者なのです。手に銃を持って私を追いかけてきます。銃はハンターが使うような、ライフル銃のように見えます。
ロボットはどこか非常に高い場所(丘かビルの上)にいて、常に私を監視し、狙いをさだめているようです。
私は煉瓦造りの街の中を逃げ惑っています。その街はすべて、薄紅色の煉瓦で造られているらしく、遠くから見ると赤一色に見えます。
ふと気づくと、私は一軒の家の前に立っています。その家は煉瓦造りではなく、黒ずんだ古い木造の建物です。その家の脇からはなぜか鉄の棒が一本突き出ていて、それはちょうど私の目の高さくらいです。わたしはその鉄の棒につかまると、逆上がりを始めました。逆上がりは小学校の体育の時間に覚えたものです。地面に足をつけることなく、グルグルと何回も回ります。
どのくらい回った頃でしょうか、家の中から女の人が出てきて私に声をかけました。どうやら私を家の中に誘っているようです。私はその女性に見覚えがあります。かなり近しい人間のようです。母親か、むかし好きだった人か、妻か、イメージがぼんやりとしていて、はっきりとは分かりません。しかし、恰幅がよく、背の低いその姿は、母親が一番近いような気がします。
家に入るとテーブルの上に食事が用意されていました。私は女の人と向かい合ってテーブルにつき、食事をします。どんなメニューだったのかは、憶えていません。
私はあたりを見回して、その家の間取りが立て替えをする前の実家に似ていることに気づきます。すぐ脇にある台所の狭い窓から、明るい光が差し込んできています。窓の外には、目が痛くなるほど青い空と白い入道雲が見え、私は今の季節が夏だということを知ります。
そんな夢をみました。
押入れの中
自分の部屋でくつろいでいると、なにやら押し入れの中から大きな音がしました。なんだろう、と思って押入れをあけてみると、部屋の棚に置いておいたはずのパソコンがなぜか押入れの中に移動していて、しかも床に半分めりこんでいます。パソコンは自作機で既製品に比べるとかなり重く、どうやらその重みに、薄いベニヤでできた押入れの底が耐えられなかったようです。
私はこの事態を以前から予想していたらしく、やっぱり壊れたか、と考えています。
そんな夢をみました。
私はこの事態を以前から予想していたらしく、やっぱり壊れたか、と考えています。
そんな夢をみました。
丘の上を歩く男
知らない国のの知らない丘の上を歩いています。道は長く、どこまでも続いているように見えます。道の左右には草花が広がり、なだらかな丘を覆っています。私には目的地があるようですが、思い出せません。
道の途中で男に出会いました。男は自分の首を小脇にかかえています。まるでラガーマンがラグビーボールをもつように。私はその男の顔を以前見たことがあるような気がしますが、これもやっぱり思い出せません。
私は男に、どうしたのかその有様は、と訊ねます。
男は答えました。わたしは自分の首を売っているのだ、と。
世の中には奇妙な仕事があるものだ、と私は思います。
そんな夢をみました。
道の途中で男に出会いました。男は自分の首を小脇にかかえています。まるでラガーマンがラグビーボールをもつように。私はその男の顔を以前見たことがあるような気がしますが、これもやっぱり思い出せません。
私は男に、どうしたのかその有様は、と訊ねます。
男は答えました。わたしは自分の首を売っているのだ、と。
世の中には奇妙な仕事があるものだ、と私は思います。
そんな夢をみました。
