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another episode





眠れない夜中に
思考回路はぐるぐる巡る。

あなたの秘密と嘘と過ちと
私の嘘と過ちを。


それと、
1年も前から仄かに積もる
小さな恋と...



彼と私は同じ学校で
入学した最初の年は
授業も一緒が多かった。

いつからか話すようになり
いつからか仲良くなり
いつからかメールをするようになり



私に彼氏がいることで
いつからかメールは途絶えた。

2年になったら
一緒の授業がなくなった。

それでも、たまに廊下ですれ違った。


主に私が
一方的に話してただけだけど。

卒業が近づいた頃
周りに友達はたくさんいたけど
また2人話す時間が増えた。


私が喫煙所に通うようになったから。



苦手だったタバコも
バイトで疲れた神経には
良い香りだった。



だから近づけた喫煙所。




その楽しかった時間も
もうすぐ終わり。




学校も卒業
私は社会人
彼は大学へ編入




確信のない
小さな恋は
誰にも告げられない。



何故なら私自身が
この気持ちと彼を
意識の外へ追いやる時間が多いから。



卒業してから
この恋が育ったらどうしよう。

勝算のない
賭けもできない

小さな小さな恋
秘密の恋心。

episode 2





珍しく、雪の降った朝。

いつもと変わらない化粧で
いつもと変わらない私になる。


今日は、誰にもバレないように。


演じるんだ。


大丈夫、上手く行く



優しい嘘を
私も作る為に。







母にさえ内緒の嘘を。


待ち合わせ場所についたら

あの人はもう来ていた。

k君。
久しぶりの再会。


お互い笑って話する。

案外、普通かも。




そういえば、そう
同じ高校で
同じクラスだったんだもんね


ただ、今日は
お互いの恋人がいないだけ。



私、何やってんのかな
ってちょっと冷める。



初めてK君に会ったのは
高校2年の夏

その時には、既にお互い
恋人がいて

K君の彼女は
私の友達だった。


流れでアドレス交換して

ー告白されたー




バカだと思った。


遊ばれてる。

軽い人。

なんだこれ。


そんな風に思って
適当に流してきた。
否定も肯定もせず...
卑怯な手を使って。


ある時
K君に突然キスされた。

だけどお互い何も進展望んでなかったし

私は当時の彼と別れて
今の彼と付き合い始めた。



それから数年経った今日

まさかこんな風に会うなんて





優しい嘘という名前の
復讐。




episode 1


足の怪我が
少しずつ安定してきて
また、前みたいに
明るくてなってきた君


松葉杖つきながら、だけど
一緒に歩くこともできる。


病室のベッドの上


テレビを見るために
腰かける私と
ベッドに横になる君


不意に抱き締められる


そのままkissもしたり…


急に君は言う



「好きやで」と。


私も答える。

「うちも、好き」

今度は私から抱きしめる。


突然黙り込んだ君が
また口を開く。


「浮気してへんよな?」


あなたには
そんなこと言う資格なんてない。


だけど分かってる。

ここで言うべき言葉は

「してないよ…
うちには、あつしだけ…」

少し泣きそうな君。


「俺には言われたくないよな」

自虐的に呟く。



そうだね。


君に今言った言葉


浮気してない、は

実は嘘なんだよ。


君が私に隠したように
私も君に隠し事を作った。


だけど、今はそれを認めない。

これは、君の好きな
「優しい嘘」でしょう?


ほら、不倫騒動に巻き込まれた
女性タレントも使った言葉。




私はあんな風にはならない。


まずは君の友達に気に入られてから。

それが大切。
なにかあった時に
私に味方がいないなんて
寂しすぎるでしょう?

君は自分が大切なんでしょう?

私も同じ…
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